観て来たよ。まあ出演者だけ見てたら、なんで観たの?って感じですよね。ジョン・シングルトン監督だからだぉ。あの「Boyz N The Hood / ボーイズ’ン・ザ・フッド (1991)」の監督だぉ。評判はあんまりらしいけど、それなりに楽しんできちゃったぉ。っていうか、「Valentine's Day / バレンタインデー (2010)」では彼の魅力がさっぱり分からなかったけど、この映画ではやたらとテイラー・ロートナーに惚れてしまう。やられましたねー。知らなかったんですが、彼は空手が凄いらしいですね。それがかなり生かされた形。この映画の台詞でもあったけれど、マット・ディロン系の顔立ちで、でも瞳は小動物のようにウルウルしていて、どうやら私の母性本能をやられてしまった。しかーし、アクションが決まっているので、彼に守られたい!という、両極端の魅力を持っているのです。そりゃー、女の子ならあの魅力にやられてしまうのだぉ... しかも共演の女の子が絶妙なルックス。なんとあのフィル・コリンズの娘らしい。ジェネシス凄かったよねー。ソロも素晴らしかった!80年代の彼は大好きでしょっちゅう聴いてたよ。フィリップ・ベイリーとのデュエットは今でも聞くわ。あのマイク・タイソンも好きだ!と「The Hangover / ハングオーバー! (2009)」で彼の歌を美声?で披露してますよねー。でも人気絶頂期に出た映画「バスター」は...ね... まあでもフィル・コリンズの娘なんですよ!似てるよねー。なので絶世の美女というより、普通の可愛いお嬢さん。だからこそ、若いファンは「私でも!」って思えちゃうんですわよねー。英語で言うなら「隣の娘」的。で、本当に「隣の娘」というか、真向かいの娘を演じております。ロートナー演じるちょっとシャイな男の子の家の真向かいの家に住んでいて、ロートナーの憧れの女の子。
ロートナーが演じる男の子が、普段は平凡な生活を送っている普通の男の子。お父さんはやたらと息子を鍛えようとしているけど、両親共に優しい両親にも恵まれている。けど、どこか違和感を感じていて、やたらと小さい頃の夢をみる。その夢が現実なのか分からずに悩む。なので精神科医に掛かっていて、その精神科医がシガニー・ウィーバーなのですよ。エイリアンと戦うカッコいい女。でもある時、学校の宿題でフィル・コリンズの娘と一緒に宿題(その宿題を出したのがRoger Guenveur Smith (ロジャー・ゲンヴァイアー・スミス)先生)をやらないといけなくなって、2人が行方不明の子供達について調べていると、そこにはロートナーにそっくりな子供の写真があって、しかもその写真が着ていたシャツに見覚えがあって、家にはそのシャツがまだ残っていたのです... って、物持ち良くない?普通捨てない??と思いつつ、事件がどんどん起こっていくのです。
それでいい感じにこの2人に絡んでいくのが、ロートナーの友人役を演じたDenzel Whitaker (デンゼル・ウィッテカー)。ロジャー・スミスとかこのデンゼル・ウィッテカー君あたりを使うのが、ジョン・シングルトンぽいかな?とも思う。普通なら別に白人の俳優が演じてもOKな訳ですから。でも普通のサスペンス映画ですね。やっぱりジョン・シングルトンは、自分の身近な出来事を撮らせた方が彼本来のらしさとか個性を発揮する。まあでもこういう普通の映画も普通に撮れますよって事ですね。でもどうも「Shaft / シャフト (2000)」以降、なんかパッとしない。あの映画を文字らせていただくと...Hope he will get his groove backですな。
(3.5点/5点満点中;劇場にて鑑賞)