Cast >> Michael Jordan
Director >> Ron Shelton
Producer >> Mitch Wright
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 3.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> N/A Direct >> 3 Music >> 3
Jumpman needed some air
1993年10月、キャリア絶頂期を迎えていたマイケル・ジョーダンが突然の引退を発表する。なんと父と約束していた野球への道へと進むと発表し、世界中が騒然とする。
マイケル・ジョーダンという名前だけで、何の説明も要らない。人によっては彼を「神」と呼ぶ。1993年のファイナルで3度目の優勝を果たし、自身も3度目のファイナルMVPを獲得していた。ジョーダンが望むなら、このまま永遠にジョーダンが居るシカゴブルスが優勝し続けるんじゃないかと思っていた。しかし、そのシーズンを終えた後に、ジョーダンを支えていた父が殺された。ジョーダンと父の関係は他の父と息子の関係よりも堅く結ばれていた。3度目に優勝した時にも父はジョーダンの側にいて抱きしめた。しかし何者かがその関係を引き裂いた。それが引き金となり、バスケットへの情熱よりも父との約束を果たす事を決意する。誰もがびっくりする事くらい、ジョーダンが一番よく分かっていたと思う。「神」と呼ばれた男が、また一から始める。そして人は「神」にまた完璧を求め、ホームランを必要以上に期待する。
普段はフェラーリに乗っている男が、マイナーチームのバスに乗る。相当の覚悟があった筈。男同士の約束を果たすためだけに。そのひたむきな男の姿があったからこそ、マイケル・ジョーダンという男はやはり「神」なのである。
(8/30/11:DVDにて鑑賞)