Cast >> Marion Barry Jr., Jeff Baxter, Eric Bias, James Bias, Jay Bias, Len Bias, Lonise Bias, Michelle Bias, Kevin Blackistone, James Brown ...
Director >> Kirk Fraser
Writer >> Kirk Fraser
Producer >> Laura Coxson, Mark Durand, Bradley Kaplan
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 4
There is no if in history, but if he were in NBA...
大学のオールアメリカンとしてパトリック・ユーイングやデビット・ロビンソンと戦い、そしてNCAAのトーナメントではあのマイケル・ジョーダンとも戦っていたのが、レン・バイアス。彼は1986年のドラフトで当時チャンピオンだったボストン・セルティックスに2位指名を受けた。しかしその2日後、彼は急死してしまう...
この1986年のドラフトは凄かった。ロン・ハーパーが8位、あのデニス・ロドマンが1週目の27位指名、クロアチアのドラゼン・ペトロビッチが60位、前年度はパトリック・ユーイング、その前の1984年がマイケル・ジョーダンだった。NBAにとっては全盛期。その中でもジョーダンのライバルとして現れたのが、このレン・バイアスだった。中学の頃にはバスケットボールのチームからクビにされるほどダメな選手だったが、高校に入ってから才能が開花。大学はバイアスの父がレンの弟や妹達が兄の大学の雰囲気が感じられる良い環境という事で実家に近いメリーランド大学に進む。素晴らしい活躍を見せるが、今になってみればこれが彼にとっての悲劇の始まりだったのかもしれない。しかし大学ではフットボール選手に混じって体格を改善し作り上げていった。努力は人一倍していた。しかしキャンパス外でも昔からの友人と会えた。その一人がブライアン・トリブル。ドラフトから帰ってきて、彼らは大学の寮でトリブルが持っていたコカインをやり始めた。そのコカインで彼は急死してしまう。そこに至るまで、そして悲劇の後の悲劇をカーク・フレイザー監督は克明に追っていく。
レン・バイアスの人柄から、コカインの怖さまで、こちらが深くのめり込んでしまうほどに生々しく迫ってくるドキュメンタリーは中々ない。
(8/19/11:DVDにて鑑賞)