アメリカにて限定公開中だが、好評で上映館数を増やしているのが「Attack the Block / アタック・ザ・ブロック (2011)」。その映画に出演し主演のモーゼスを演じたジョン・ボーイェガが、アメリカでの映画プロモーション中にイギリスで起きた暴動について語っている。
暴動が起きたと聞いた時にはLAに居たんだ。俺もみんなと同じリアクションさ、驚いたね。いつも撮影していて忙しかったから、心をかき乱された。俺はちゃんとこの耳で何が起きているのかを聞いていなかったんだ。ロンドンにいる若い人たちと同じじゃないかな。
けど若者だけが暴動に参加していた訳じゃない。けどタブロイドや多くのメディアはその事について間違っていた。メディアは若者だけをフューチャーしていた、それが一番イライラさせたんだ。「みんなどうしたんだ?俺達はみんな人間じゃないか、大人が居た事も見えてるだろ?そして女性も男性もやっていただろ?」って思ったね。こういう事は一般論では語れない。でもメディアはそれをしようとしていた。色々な事からの色々な理由が背後にはあった。けどそれはもう無くなった。そして沢山の若者が前無理にロンドンの町や自分達のコミュニティの片付けに参加していた。だから余計に若者達がそのような脚光を浴びるべきではなかったと思う。メディアは不正確だったね。
そしてこの映画でのモーゼス(ギャングのリーダーでこの映画では英雄的な活躍をする)と今回の暴動を重ね合わせ、若者と警察の関係について話している。
ワールドワイドな事だと思うよ。正直言ってね。そのような環境やバッググランドを持つ子供達にとっては、警察とはいい関係を築く必要が無いんだ。それは全世界共通な事。どうしては分からないけれど、そういう風に警察について聞いたりして話を次世代に繋げてるんじゃないかな。信じる人も居れば、居ない人もいる。モーゼスはアンダーグラウンドな秘密や政府の陰謀とかを信じているキャラクターだね。俺はそう信じる。警察を全然信用していない子供達も居るんだ。
と話している。ジョン・ボーイェガは「ヤング・デンゼル」とも呼ばれ(そういえば似てる!)、ハリウッドでも活躍する日も近いといわれている。