Cast >> Ethel Ayler (Hattie), Charles Brown (Nate Edwards), Bebe Drake (Gloria Townes), Frances Foster (Gremmar), Moses Gunn (Milton Edwards), Janet League (Lucretia), Barbara Montgomery (Aunt Edna), Lou Myers (Reverend Mosely) ...
Writer >> Leslie Lee (play)
Genre >> Drama
総合ポイント >> 5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 5
A Family Tree
家長であるおばあちゃん(フランシス・フォスター)は、もうすぐ誕生日を迎えようとしていた。そのお祝いに娘のエドナ(バーバラ・モントゴメリー)がやってきた。おばあちゃんは息子のミルトン(モーゼス・ガン)と一緒に暮らしており、孫もネイト(チャールズ・ブラウン)とルー(レイノ)がおり、一人で立派な家族を作り上げた。ルーは特におばあちゃんが大好きだった。そんな時、おばあちゃんは自分の過去を思い出していた...
「The Vernon Johns Story / 怒りを我らに (1994) (TV) 」や「Go Tell It on the Mountain / 日本未公開 (1985) (TV)」等というTV映画の脚本も手がけている劇作家レスリー・リーの作品であり、ニグロ・アンサンブル劇団の作品である。この作品は、2000年代に入ってもリバイバル上演される程に人々に愛されている。もう人生を終えようとしている女性が歩んだ歴史。その歴史が明らかになる事で、孫からの反感を買う。しかしその女性にとっては苦くも甘い思い出である。あの思い出があるからこそ、あの家族は出来上がったのだ。孫もいずれはその現実を受け入れる事になるだろう。おばあちゃんがどうやって愛すべきおばあちゃんになったのかを。そのおばあちゃんの台詞が素敵だ。「私だって、若い女の子だったのよ、いつもお前さんのおばあちゃんじゃないのよ」と言う。いつかは分かってくれるだろう孫に対して。
この素晴らしい物語は俳優達の力強い演技力によって、美しく語られている。
(5/22/11:DVDにて鑑賞)