We Are Marshall / マーシャルの奇跡 (2006)
Cast >> Matthew McConaughey (Jack Lengyel), Matthew Fox (Red Dawson), Anthony Mackie (Nate Ruffin), David Strathairn (President Dedmon), Ian McShane (Paul Griffen) ...
Director >> McG
Writer >> Jamie Linden, Cory Helms
Producer >> McG, Basil Iwanyk
Genre >> Drama
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 3
Thundering Herd
1970年11月14日、ウエストヴァージニアにあるマーシャル大学のフットボールチームは試合の為にノースカロライナに居た。試合には後一歩の所で負けてしまった。帰りは飛行機が用意され、選手とコーチに地元応援団やDJ等の75人が乗り込んだ。しかし着陸の所で飛行機は大破し生存者は居なかった。たまたま怪我で大学に残っていたスター選手ネイト・ラフィン(アンソニー・マッキー)と数人のチームメイト、そしてアシスタントコーチのレッド・ドーソン(マシュー・フォックス)が残された。ネイトはフットボールを続けたいと大学総長(デビット・ストラザーン)を動かし、新しいコーチのジャック・レンゲル(マシュー・マコノヒー)がマーシャルにやってきた...
70年代の悲劇であった。私の夫はまだ生まれていないが、この事は良く知っているそうである。多分後からテレビで知ったのだろう。それ程、注目を集めていたのだ。この映画ではその悲劇で残された人々の悲劇...第二次の悲劇を描いている。悲劇を乗り越えていくスポ根でありながら、やっぱり悲劇は誰にでも起こりうる事なので、どうも涙無しには見られない。残された人々の悲劇が、個人で立ち上がって乗り越えようとする者、または外からやってきた人間によって励まされ乗り越える者、同じ悲劇を経験した者から励まされる者、色々な人間模様がここにはある。また悲劇のヒロインにはなりたくないのだという人だっている。何があったって泣いてられないな..と励まされるのは確か。でも音楽や演出がちょっとだけ感動させよう&泣かせようとしているわざとらしい印象も受けた。
彼等は1992年と1996年にナショナルチャンピオンにまでなった。その原動力が、この悲劇になかったと言ったら嘘になる。あの時歯を食いしばったからこそ、頂点にまで上りつめたのだ。
(5/21/11:DVDにて鑑賞)