Ruby Bridges / 日本未公開 (1998) (TV)
Cast >> Chaz Monet (Ruby Nell Bridges), Penelope Ann Miller (Barbara Henry), Kevin Pollak (Dr. Robert Coles), Michael Beach (Abon Bridges), Lela Rochon (Lucielle 'Lucy' Bridges) ...
Director >> Euzhan Palcy
Writer >> Toni Ann Johnson
Producer >> Anne Hopkins, Euzhan Palcy (co-producer)
Genre >> Drama
総合ポイント >> 3.75/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 4
The Problem We All Live With
学校で優秀だったルビー・ブリッジス(チャズ・モネ)はNAACPに選ばれてニューオリンズの学校の人種融合プログラムで、白人の学校に同州で初めて行く事になる学生の1人に選ばれた。母(レイラ・ロション)は、ルビーにとってプラスになると喜んだが、父(マイケル・ビーチ)は渋々承諾したが、結局は愛おしいルビーを支えた。学校へは連邦保安官に付き添われて毎日通ったが、白人の親が拒絶し誰も学校に来なくなり孤立した。ボストンから来た新しいヘンリー先生が受け持つ事になり、ルビーはさらに成績を伸ばした。しかし、相変わらず教室では1人だった...
公民権運動の頃の物語。意地悪な人はこの手の物語に「うんざりだ」と言う。しかしそれだけ公民権運動時には何か人々に影響を及ぼす強い物語が沢山あったという事。この映画もその1つ。ルビー・ブリッジスは今も57歳で健在。積極的に活動している。そうそんな昔の話じゃないという事。あんなに小さな体が受けていたストレスが明らかになる。よく頑張ったなーと本当に心から思える。最後の方にあるルビーが暴動に声を掛けるシーンは感動的。思わず涙がこぼれる。
しかし映画的にはユーザン・パルシーらしくなく、最後は非常に駆け足で解決させてしまい、ラストの印象が薄い。
小さな体に背負っていたアメリカの大きな未来。アメリカにとってのまた1つの大きな歩みであった。
(5/9/11:DVDにて鑑賞)