無茶苦茶期待した。だってどう考えたって前作は出来過ぎ君。期待するなというのが無理。私が見た劇場も初日からちょっと日にちが経っていたのに、物凄く混んでいた。多分みんなも私と同じく期待していたと思う。前作はコメディの要素で大事でもある「サプライズ」がふんだんにあった。ケン・チョンが飛び出す所とか最高でした。作りも上手くて、オチも素晴らしい。そしてどんな感じで飲んだかという種明かしも、良い感じで焦らされて上手すぎた。今回の作品がその良さが全て無くなった感じ。まあちょっとした「サプライズ」はあった。今回は観客の創造を上手くスカしてくれたのはいい。誰だって、またあの人が居なくなると思ってたもの。IHopのシーンも好きだ。今回もKanye Westをはじめとするヒップホップ系の音楽の使い方が上手い。カーティス・メイフィールドも笑った。
でも... やっぱり前作は超えていないと断言できる。いやそれなりに笑える。沢山笑える。でも前作ほど「こいつら上手いぜー!!」と思える笑いは無かった。今回は脚本家が変わったせいもあるのかな?監督のトッド・フィリップスはちょっと行き過ぎた動物の使い方だよね。「Due Date / デュー・デート (2010)」の時にもそれは感じた。何か無理して過度に無茶した感じの笑い。俺達はここまでやっちゃうんだぜ...みたいな。そこが前作に比べてスマートに感じなかった。アジア人は小さいジョークも、もう十分です!
(3.25点/5点満点中:劇場にて鑑賞)