Cast >> Buddy Harris (Dollar Bill), Cora Green (Minnie), Izinetta Wilcox (Sue) ...
Director >> Edgar G. Ulmer
Writer >> Mathew Mathews (story), Shirley Ulmer (screenplay), Frank Wilson
Producer >> Edgar G. Ulmer, Benjamin F. Resnick, Alfred N. Sack
Genre >> Crime
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 4
Trend gang movies into social problems
ハーレムの一角のアパートでダラービル(バディ・ハリス)とミニー(コラ・グリーン)が結婚式を挙げていた。ミニーには美しい高校生の娘スー(イジネッタ・ウィルコックス)が居て、結婚式に出席していた。別室でスーとダラービルは2人きりになると、ダラービルはスーを襲おうとした。スーは恋人のボブに話し、後日ダラービルと喧嘩になった。しかし母のミニーはその事を知らず、スーは母に話すが信じてもらえずに家出をしてしまい...
チェコからアメリカにやって来て、低予算映画を多産していたエドガー・G・ウルマーのハーレムを舞台にしたフィルム・ノワール。オープニングから、当時は全盛期のピークを迎えていたアポロ劇場にサヴォイ・ボールルームにコットン・クラブの夜の華やかな雰囲気が映し出され、観客はわくわくした気持ちになる。その華やかなハーレムで結婚するのはハーレムのギャングであるダラービルと、騙されているミニー。そして高校生の娘スーが犠牲となってしまう。クラブで歌ったり踊ったりシーンがあって、当時を映し出しているが、その中に今でも通用する社会的問題を入れているのが面白い。そして当時の流行であったギャング映画でもある。しかし低予算で作られた為に保存状態も悪く、画像も音も悪いのが残念。
この時代のエンタテイメントが好きな人には面白い作品。だってあの時代のハーレムが楽しめる作品なんだから。
(4/11/11:DVDにて鑑賞)