実はこれ、多分高校生の夏休みだったと思うのだけど、深夜に放送していたのを見て、ずーーーーーーーーと心に残っていた作品。続って位なので、オリジナルがある。オリジナルは大都会の青春、原題は「Dawn: Portrait of a Teenage Runaway」。私が見たときには2夜連続で深夜に放送していた。私の記憶ではフジテレビだったと思ったのだけど、どこかにテレビ朝日だったと書いてあった。オリジナルの方のDVDを長い間探しているのだけど、全く見つからない。ビデオは5−6年前にはEbayでも見かけたけど、最近は全く見当たらない。あの時やっぱり買っておけば良かった！でも、DVDになるかもしれないし...と期待していたのが間違いだった。映画業界の映画投資は読めない。後で買おうとすると高くなってたり、逆に高くなりそうだから買っておくと安くなったりさ... こちらの続だけがなぜかチープなDVDとなって、これまたチープなチャーリー・シーン（ハリウッドの暴れはっちゃく）の昔の映画と抱き合わせで売っていた。思わずアマゾンで買ってしまったのです。安物なので、誰かがTV放映をビデオに録画しておいて、それをそのままDVDにした感じ。ものすごく画像も悪いし、途中でブツっと切れる。
とまあ本題に戻すと、オリジナルのドーンはアリゾナから家出してロサンジェルスのハリウッドにやってきたティーンの女の子。田舎者で世間知らず。お金も無い。いつの間にか娼婦となってハリウッドの街角に立つようになり...そこで出会ったのが同じく家を出てきた同じ年頃のアレクサンダーという男の子。2人はいつしか恋に落ちる。までが、オリジナル。なにせ昔の記憶なので、いまいち覚えていないがこんな感じだった。この続は、アレクサンダーに重点を置かれて描かれた作品。実は当時見た時に、こちらの続の方が衝撃的だったんですよねー。アレクサンダーもいつの間にか売春をして稼ぐようになる。最初は退屈した年上の金持ち女性だったけど、いつの間にか同性愛者へも... なにせ見たのが高校生位なので、同じ年の男の子がアメリカでは売春だなんて！という衝撃。私達の頃は高校生が売春というだけでも衝撃的な時代でしたから（確実にいい時代でした）...
続ではアレクサンダーがなんでハリウッドにやってきたのかも描かれている。アレクサンダーはオクラホマ出身で、多くの兄弟に囲まれた長男。アレクサンダーのパパはなぜか絵を描くアレクサンダーに嫌気を感じて、出て行け！と勘当してしまう（なんで？）。ママも「パパは一度言ったら聞かないから...」と泣く泣く息子を出してしまうのです。そこでアレクサンダーが着いたのが、ハリウッド。長距離用のバス停で、やたらとマンダムで「サタデー・ナイト・ライブ」の頃のジョン・トラボルタみたいな若い男に話しかけられて、なぜか彼のアパートに泊めさせてもらう。アレクサンダーは皿洗いとかの仕事を探すが、未成年という事ですべて断られてしまう。そのトラボルタみたいな男が売春をしていて、アレクサンダーもその道にいつの間にか引き釣りこまれていた。夜の街でドーンに会い、ドーンと愛し合うようになり、若い2人は結婚を夢みるが、お金も仕事もなく....という話。
しかしこうやって見直してみると、なんであそこまで心に残ったのか、分らなかった。途中でゲイコミュニティのリーダー的存在の人が出てきて（この人がカート・ラッセルにそっくり！）、アレクサンダーをゲイだと決めつけたり、DL（隠している）ゲイのフットボール選手のボーイになったり...ぜんぜん覚えていない場面もありました。記憶が美化されていたのかな？初恋の人に同窓会で会って、こんなんじゃなかったのに... そんな気持ちになりました。でもドーンは可愛い。あんなに可愛い子が娼婦になってしまうのも衝撃的だった。やっぱりオリジナルが見たいわー。ちなみにドーンを演じたイブ・プラムは「I'm Gonna Git You Sucka / ゴールデン・ヒーロー／最後の聖戦 (1988)」に出ていて、黒人武装集団のリーダーであるカリンガと結婚している女性を演じている。
（3.25点/5点満点中：DVDにて思い出がいっぱいを歌いながら鑑賞）
