Cast >> Timothy Hutton (Samuel Leibowitz), David Strathairn (Judge James Horton), Leelee Sobieski (Victoria Price), Anthony Mackie (William Lee) ...
Director >> Terry Green
Writer >> Terry Green
Producer >> Anna Marie Crovetti, Wade W. Danielson, Gloria Pryor
Genre >> Crime
Country >> USA
総合ポイント >> 3/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
Why justice couldn't be done without heavens fall?
1933年、ニューヨークで大きな裁判には負けたことの無かった有名弁護士サミュエル・リーボイッツ(ティモシー・ハットン)が、共産系の団体ILDから依頼を受けて、1931年に2人の白人女性をレイプした罪で死刑を言い渡されていたスコッツボロ・ボーイズの弁護を頼まれた。その事を知ったシカゴの記者ウィリアム(アンソニー・マッキー)はアラバマに向かい、記者として裁判を傍聴できるようにジェームス・ホートン判事に願い出た。スコッツボロボーイズ達は、リーボイッツの弁護により再び裁かれる事になったが...
このスコッツボロ事件に関わった人々の中には、その後の人生を大きく変えている人達が多い。事件の渦中に居た、スコッツボロボーイズの1人でありこの映画でも裁判で取り上げられたヘイウッド・パターソンは、その後も別の事件に関わったりし、性格も大きく変わり果ててしまった。この映画の主役リーボイッツも大都会ニューヨークで成功し、一躍有名弁護士として持て囃されていたが、この裁判では初めての南部で大きな負けを経験した。そのリーボイッツを演じたティモシー・ハットンが、時たまトム・ハンクスがこのリーボイッツを演じているかのような演技を見せる。アンソニー・マッキーが演じたウィリアムは余りこの映画に関係ないようにも思え、この映画から黒人の存在が不思議と消えているようにも思えた。
映画の中で事件は史実通りに描かれている部分と、大きく演出されている部分がアンバランスにあり、この事件の一番難しい部分は曖昧になっているために、どのようにこの映画と向き合っていいのか混乱してしまう。
(11/24/10:DVDにて鑑賞)