Cast >> Jeffrey Hunter (Lt. Tom Cantrell), Constance Towers (Mary Beecher), Billie Burke (Mrs. Cordelia Fosgate), Woody Strode (1st Sgt. Braxton Rutledge), Juano Hernandez (Sgt. Matthew Luke Skidmore) ...
Director >> John Ford
Writer >> James Warner Bellah, Willis Goldbeck
Producer >> Willis Goldbeck, Patrick Ford
Genre >> Western
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
Birth of epitome
1881年、軍法会議が行われようとしていた。将校の娘の殺人罪の容疑者の弁護を務めるのが若き熱血漢トム・カントレル中尉(ジェフリー・ハンター)だった。容疑者は第9連隊バッファロー部隊を率いるみんなから信頼されていたブラクストン・ラトレッジ一等軍曹(ウッディ・ストロード)だった。ラトレッジはきっぱりと無罪を主張するが...
名監督ジョン・フォードが監督した西部劇と法廷ドラマが混ざった社会派作品である。映画が出来た当時は60年代の黒人革命が真っ只中ではあったが、まだまだ黒人差別を扱った社会派作品は少なかったのが現状である。ましてやジョン・フォードのような有名な監督がそこに挑む事は少なかった。その中でジョン・フォードはウッディ・ストロードという名優を使い黒人の威厳を保ち、黒人問題に果敢にチャレンジし、尚西部劇を織り交ぜる事でエンタテイメント性を取り入れた面白い作品を作り上げている。しかし、そこにはやはりトム・カントレル中尉のような白人ヒーローは必要だった訳で、この方法は後の「グローリー」という作品にまで使われている。
ジョン・フォードは自分の大好きなロケーションと俳優を使い、この素晴らしい作品を作り上げた。しかしジョン・フォード監督がこの問題にチャレンジしたのが、この1作品だけというのがとっても残念でもある。
(10/1/10:DVDにて鑑賞)