Cop Out / コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら (2010) 753本目
全米公開時の評判が悪かったので余り期待してませんでしたが、笑った。決して良い映画じゃないけれど、笑える映画ではあります。でもあれだよね、女装しない緩い「White Chicks / 最凶女装計画 (2004)」ぽいよね。敵対する刑事コンビが最後に助けたりする所はね。最近の映画は何か例えてばかりの私ですね。でも似た映画が多いって事かも。そして今更、ブルース・ウィリスが刑事コメディ?という気もする。でも変にウィリスを面白キャラにせず、いつものままで刑事を演じさせていたのは上手かったかなー。いつのもようにシリアスで枯れた感じの刑事の周辺がどんちゃん騒ぎ。というか、一時期は主演映画もあったのに、ショーン・ウィリアム・スコットの扱いはあれでいいのでしょうか?それはそれで余計に無茶苦茶笑ったけど。
ウィリスの9年来の相棒を演じるのが、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のトレイシー・モーガン。「SNL」の時よりも、「30 Rock」の人として有名だと思う。私はその「SNL」と「30 Rock」の間にやっていた「The Tracy Morgan Show」が好きだった。まだ知名度がそんなに高くなかったキャット・ウィリアムスもレギュラーで出ていたシットコム。すぐに終わったんだよね。面白かったのに。映画では「Head of State / ヒップホップ・プレジデント (2003)」のミート・マンとか最高でしたね。なんだろう、この人はこういう風に人が大好きな役をやらせると力を100倍発揮する。今回のキャラは彼にぴったりでしたね。うるさいけど。奥さん役のラシダ・ジョーンズがやたらと可愛かった。良い夫婦を演じてましたが、実際にはありえないカップルですよねー。トレイシー・モーガンにラシダ・ジョーンズは勿体無い!可愛いといえば、アナ・デ・ラ・レゲラも可愛い。トレイシー・モーガンとの会話で「ショコラ」が物凄く可愛かった。
何度も書きますが、良い映画じゃないので記憶には絶対に残らないけれど、TV放映とかしていたらついつい見ちゃう映画だと思います。記憶してないから、同じ所でまた「えー、あっけない!」と普通に笑ってしまいそう。そんな映画です。こういう映画が作れちゃうのもアメリカの良さかな...と。しかし、あんなに綺麗にブルックリン・ブリッジが見えるいい場所に警察があるのでしょうか... 気になる。
日本でも先週末から公開開始。ワーナー・マイカルなので郊外の映画館ばかりみたいですけど...
(3.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)