Cast >> Lawrence Hilton-Jacobs (Anthony), Rusty Gray (Ernie), Ken Arquelio (Tow Truck Driver)
Director >> Ryan Harper
Writer >> Cliff Gober
Producer >> Cliff Gober, Rusty Gray, Ryan Harper, Josh R. Jaggars
Genre >> Thriller
Country >> USA
総合ポイント >> 3.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
30 miles to nowhere
アーニー(ラスティ・グレイ)は何も無い砂漠にあるハイウェイをひたすら西に向かっていた。途中で車が動かなくなり、車を待つが車は通っても素通りされるだけだった。そんな中、一度は通り過ぎたがまた戻ってきてくれたのがアンソニー(ローレンス・ヒルトン=ジェイコブス)だったが...
不思議なロードムービーである。ロードムービーは大抵目的地があってそこに向かうまでに主人公達が経験して成長したり、ドタバタコメディを繰り広げたりするものである。何もない道をひたすら走り、二人の男の会話だけで物語を進めていく。画面が特には変わらない。よって主人公の二人の表情が全て。なので無駄に涙や怒りが多くて、少し嫌になる。しかも夜の設定なので本当に画面が殆ど変わらない。舞台劇を見せられているようだ。ただラストの予想外の展開は面白い。あの部分を見ていると、この映画も作りようによってはもっと面白くなったかもと思う。
スリラー映画としては様々な抜けた穴の多いプロット。もう少し作りようがあったかも知れない。観客にとってあの30マイルは退屈な無駄旅になってしまいそう。
(7/27/10:DVDにて鑑賞)