本当はニュースも溜まっているのだけど、まあ明日にでも(あ、でも1つだけ最後に付けておきます)。今回は本当に良い機会だと思うし。
大昔に大真面目に戸田奈津子になりたいと思っていた。翻訳家として憧れというよりも、大物ハリウッドスターが来た時にああやって世話して通訳したいと思ってた(たんなるミーハー心です)。でも高校でホームステイして、私には英語の発音が苦手だと思い知らせて、その夢も見事に玉砕。でも20代の前半まではアメリカの大学に留学したいなーとは思った。そんな時に付き合っていた彼氏の若い従兄弟が日本に仕事で来ていて、その彼氏が従兄弟に私がアメリカに留学したいと言っていると話した時に、その従兄弟に何の勉強するの?と聞かれて、「アフリカ系アメリカ学」と答えたら、その従兄弟の何かに触れたのか上から目線で(その人がアフリカ系アメリカ人だからだろうけど)、「だったらさ、ハーレムルネッサンスについて沢山学ぶ事だな!」と物凄く偉そうに言われた。でもその時は私もまだ10代で(ギリギリ)若くて、しかも英語の発音には自信がないので(今でもある訳じゃないけど)、何も言い返せなかった。その時から大きな意味というか大きな枠でアフリカ系アメリカ学を学びたいとずっと思ってた。何かそれを言い返せなかったのは、今でも本当に悔しい。思い出しても悔しい。その若い従兄弟、割りと今で言うコロンバス・ショートに似ていてカッコよかったから余計に悔しい。今だったら、「え?なんで??狭いー、それだけじゃないじゃん。私が学びたいのはディアスポラだよ」と言い返せたのに。
そして今ではアメリカ映画だけじゃなくて、アフリカ映画やブラジル映画に今回はキューバ映画にも出会う事が出来た。MARYSOLさんからはラテンアメリカにもまだまだアフロ系のエンターテイメントがあるとの事。そして「ハマりますよ」と。そんな予感は本当にする(笑)。そして今回紹介させて頂いたMARYSOLさんのブログの上には「【キューバ映画】というジグソーパズルを完成させるための小さな1ピースになれれば」と書いてあった。ハッとした。私も自分のサイトの英語のページで同じ事書いてたのです。
映画で見るイメージはホンの一握りのピースにしか過ぎない。コロンバス・ショート似のカッコイイ男が言っていた「ハーレム・ルネッサンス」は確かにアメリカ黒人の歴史の中でも重要。でもそれもアメリカ黒人の歴史の一握りのピース。黒人の歴史にしてみたら、1ピースかもしれない。でもそれが無かったらパズルは最後まで完成出来ないものであります。