Cast >> DMX (Tommy 'Buns' Bundy), Nas (Sincere), Hassan Johnson (Mark), Taral Hicks (Kisha), Tionne 'T-Boz' Watkins (Tionne), Oliver 'Power' Grant (Knowledge), Louie Rankin (Lennox), Stan Drayton (Wise), Method Man (Shameek), Ben Chavis (Rev. Saviour), Tyrin Turner (Big) ...
Director >> Hype Williams
Writer >> Nas, Anthony Bodden, Hype Williams
Producer >> Hype Williams, Larry Meistrich, Edwin J. Nunez, Ron Rotholz, Robert Salerno, Avram 'Butch' Kaplan
Genre >> Crime
Country >> Jamaica
総合ポイント >> 3.25/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 2 Direct >> 4 Music >> 5
Stylish and flashy in empty story
トミー(DMX)とシンシア(ナズ)は幼い頃からの親友で実の兄弟のような関係だった。二人は仲間と共にクラブへの強盗を成功させた。トミーは勢力拡大の為に、ジャマイカの麻薬取引の権力者レノックス(ルイ・ランキン)との取引を開始させ、全てが順調に見えた。しかしシンシアは妻のティオン(ティオン・ワトキンス)からの願いもあって、足を洗おうとしていた...
監督のハイプ・ウィリアムスは音楽ビデオ界では成功し尊敬されている監督だ。その監督の監督の代名詞とも言えるスタイリッシュで美しい色使いはこの映画でも十分に生かされていて、特にトミーの豪華なアパートと彼女の肌の描写で上手く表現されている。またレノックスの豪邸での暗闇の銃撃戦も中々面白い。そしてさすがに音楽ビデオ監督だけあって、音楽も上手く映画に生かされている。しかしストーリーテイラーとしては、まだまだ幼稚さが見える。ナレーターが二人存在するのはこの場合間違いだと思えた。幼馴染がそれぞれ別の道を歩んでいき開眼していく...というのは、目新しいストーリーではないし、その過程の描写が説明不足を感じる。トミーに至っては、あっさりと変わってしまった印象。全米、そしてジャマイカにまで飛んだ麻薬取引の様子は真に迫る物があり興味深い部分ではある。ただ、それを表現する人々のナズやティオン・ワトキンスにタラル・ヒックスは役不足だった。
ハイプの飛びぬけたカッコイイ映像の数々等のアイデアは面白い。ただ物語の多くの部分において役不足を感じたので、この映画の本質が見えてこないのが残念。
(6/3/10:DVDにて鑑賞、Unknown:TVにて鑑賞)