すっかり騙されました。DVDのジャケット写真とクレジットの感じから、てっきりキンボ・スライスが主役だと思ったのです。キンボ・スライスと言えば、「黒人3大がっかり」の一人ね。もう一人はあのマイケル・ジョーダンよりも先に2番目にドラフトピックされたサム・ブーイね。あと一人は誰だろ?とにかくキンボ・スライスはストリートファイトで負けなしとかで、鳴り物入りで格闘界デビューしたのにボロ負けが続いているがっかり男です。最近は映画にも出るようになって、あのマイケル・ジェイ・ホワイトと共演した「Blood and Bone / ブラッド&ボーン 真拳闘魂 (2009)」にも出て、ホワイトから蹴り食らってましったけ。私としては、映画の中でもいいからとにかく勝って欲しい!それだけです。で、今回は主役だから勝つだろう...と思ってみたら、主役じゃないし、勝ってないし... そしてまた殴られてるし... いやん!もう!!
と、出だしで躓き。主役はダルトン・ハントを演じたトニー・スキエーナという俳優。昔はRECという団体の不動のチャンピオン。21連勝したのだけど、22連勝する前にとある事故があって突然格闘界から消えてしまう。RECで今活躍するのがヒース・ヒーリング演じるウォールという男。20連勝中。となると、21勝しているダルトンが目の上のたんこぶ。今RECを指揮っているのが、バイ・リン演じる女性。商売の為に無理矢理ダルトンをリングに連れ込むんです。
と、まあ普通。途中までは割りとファイトシーンもあったり、親友の為にリベンジとか、古臭いトレーニング方とか、負け犬がどんどん強くなったりとか、何となく「ロッキー」を思わせる作りなんですが、最後から急にエロいシーンが多くなって安っぽいアダルトビデオみたくなってる。しかもさ、バイ・リンはさすがにもういい年だから彼女のヌードなんて見たくないですわ。ウザイし下品でしたね。しかもパンツも脱がないし大して触って貰ってないのに、なぜあえぐのさ!!
最初から最後まで騙されっぱなし。本当にキンボ・スライスにはがっかりさせられっぱなし... そろそろ諦めるか。
(3.25点/5点満点中:DVDにて鑑賞)