Cast >> Shirley Jo Finney (Wilma Rudolph), Cicely Tyson (Blanche Rudolph), Jason Bernard (Coach Temple), Joe Seneca (Ed Rudolph), Denzel Washington (Robert Eldridge, age 18), Charles Blackwell (Coach Gray) ...
Director >> Bud Greenspan
Writer >> Bud Greenspan
Producer >> Bud Greenspan
Genre >> Biography
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 3
America's greatest success story
ウィルマ・ルドルフは小児麻痺で生まれ、片足を上手く動かせることが出来ず、歩くことも困難だった。しかし母(シシリー・タイソン)や父(ジョー・セネカ)の献身的な支えで12歳で歩けるようになった。高校生になり身長が著しく伸びたウィルマ(シェリー・ジョー・フィンリー)はバスケット部の控え選手として記録を持つ程になった。部のコーチは、地元テネシー州立大学の陸上のサマーキャンプに参加を勧める。そこでウィルマは、コーチ・テンプル(ジェイソン・バーナード)に出会った。
主人公のウィルマの努力や周りの人々の献身的な支えには、ただただ感動する。努力すれば不可能に見える事だって可能になる事を教えてくれる。そして困難にだって立ち向かえばいい。彼女の並々ならぬ努力を見ていると、私達は泣き言ばかり言っているようにも感じた。でもいくら努力したってオリンピックの選手に全員がなれない事は誰でも知っている。彼女にはやはりそれを開花させる才能もあった事と思う。足を完治してからわずか4年でメルボルンオリンピックに参加し、しかも銅メダル。その4年後には3つの金メダル。
ただ映画の演出はスポーツ映画らしいゾクゾク感は無いので、主人公との一体感は無い。ウィルマの大変な環境は分かったが、陸上選手になってからの努力や苦悩は余り見せてくれなかったのが残念。題材が素晴らしいだけに、もっと感動的でゾクゾクする映画になりえた可能性が十分にある。
ウィルマ・ルドルフという女性は本当に素晴らしい努力で素晴らしい成果を残した女性。その彼女の残した成果の全てを描写している訳ではないが、彼女の生い立ちを知るのに分かりやすい入門書的な作品。
(5/22/10:DVDにて鑑賞)