舞台最高峰の賞トニー賞が発表になり、オーガスト・ウィルソンのリバイバル劇「Fences」がドラマ部門の主演男優と女優のダブル授賞を果たし、デンゼル・ワシントンにとって初めてのトニー賞となった。ヴァイオラ・デイビスにとっては2001年の「King Hedley II」以来の2度目。最優秀リバイバル賞にも選ばれ「Fences」は全3部門を獲得した。ちなみにジェームス・アール・ジョーンズが主役だった1987年のオリジナルでは作品賞・主演男優賞(ジョーンズ)・助演女優賞(Mary Alice (メアリー・アリス))・演劇演出賞の4部門に選ばれている。
またミュージカル部門では「Memphis」という公民権運動前の1950年代に白人のDJが黒人音楽にはまってしまう物語の作品が活躍し、ベストミュージカル賞・ミュージカル脚本賞・オリジナル楽曲賞・ミュージカル音響賞の4部門を受賞した。期待されていたフェラ・クティの自伝ミュージカル「Fela!」は11部門にノミネートされていたが、結局授賞したのは振付賞・ミュージカル衣装デザイン賞・ミュージカル装置デザイン賞の3部門のみだった。
デンゼルは「The Book of Eli / ザ・ウォーカー (2010)」のいい宣伝となりましたねー。日本では先週末からの公開、アメリカではDVD&ブルーレイが発売。私はまだ授章式は見れてないのですが、夜にしっかり観ます!その後にまた。