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レナ・ホーン

伝説的な女優でシンガーのLena Horne (レナ・ホーン)が昨夜ニューヨークの病院で他界した。92歳だった。「Stormy Weather / ストーミー・ウェザー (1943)」で有名となり、1940年代のスーパースターだった。死因はまだ明らかにされていない。

http://www.huffingtonpost.com/huff-wires/20100510/us-obit-horne/


きっと今日は「ストーミー・ウェザー」の映像をアップする人が多いと思いますので、私らしく「サンフォード&サン」にゲスト出演した時の有名な映像をあげてお別れしたいと思います。

ここでレナ・ホーンについて。レナ・ホーンはブルックリンのベッドフォード・スタイベサント出身。ノートリアスBIGなどと同じ。ティーンにして既に当時有名なコットンクラブに出演し、映画出演前から人気のシンガーだった。ブロードウェイに1934年に進出。映画には1938年に「The Duke Is Tops / 日本未公開 (1938)」に出演。黒人のクラーク・ゲーブルといわれた人気のラルフ・クーパーと共演。その映画はレナ・ホーンの後の人気に便乗して「The Bronze Venus」というレナ・ホーンのあだ名で再発もしている。「Cabin in the Sky / キャビン イン ザ スカイ (1943)」では名女優エセル・ウォーターズと共演。そして「Stormy Weather / ストーミー・ウェザー (1943)」で人気を不動の物とする。その彼女の歌ったタイトル曲は彼女の代名詞ともなっている。また白人と黒人との間にあったカラーラインを破った女優としても有名。
レナ・ホーンは黒人にとってのエリザベス・テイラーであり、エヴァ・ガードナーであり、マリリン・モンローでありました。

ショック。「Stormy Weather / ストーミー・ウェザー (1943)」を観た後にファンレターを出した事があって、イメージ通りの綺麗な達筆な字でサインを送ってくれたのが印象的。またハリウッドの伝説が一つ... 悲しすぎる。やすらかに。

写真は私が大好きな一枚です。