Cast >> Jamie Foxx (Nick Rice), Gerard Butler (Clyde Shelton), Michael Gambon, Viola Davis (Mayor of Philadelphia), Bruce McGill, Leslie Bibb, Colm Meaney, Regina Hall, Theresa Randle ...
Director >> F. Gary Gray
Writer >> Kurt Wimmer
Producer >> Kurt Wimmer, Gerard Butler, Mark Gill ...
Genre >> Thriller
Country >> USA
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
You can't fight a fate
フィラデルフィアに住むエンジニアのクライド(ジェラルド・バトラー)は、ある日自宅で強盗に遭い、目の前で妻や娘が殺された。検察官のニック(ジェイミー・フォックス)が、この事件を扱うことになったが、司法取引で実際に殺人を犯したダービーが第3級殺人だけで、何もしていないダービーの仲間のアメスが死刑となった。アメスの死刑が行われた10年後、恐ろしい猟奇殺人がニックの目の前で次々と起こっていく...
ドキドキが止まらない。思わず「おぉ」と言ってしまう驚きのシーンが沢山ある。悪役と善人が良い感じでバランスを崩していくのが面白い。なので観客は主役2人のどちらか一方に肩入れする事なく、ただこの物語がどう変化し終焉を迎えていくのかとにかく知りたくなる映画だ。そこまでにたどり着くまで、何度「おぉ」を連呼する事になるのか... ものすごく暗いこの物語を飽きもせず見せるその手腕が素晴らしい。監督のF・ゲイリー・グレイが「交渉人」でも見せた男2人の1対1での攻防戦を、ここでも美しく、そして時には意味を持って醜く見せてくれている。そしてアメリカの法律の危険な部分も提示していて考えさせられる。
「運命は変えられない」という。私達はあのクライドにはなれないけれど、クライドのような事がないとも言えない。そんな時「運命は変えられる」だろうか??それとも法律の犠牲となってしまうのか?考えると、ドキドキが止まらないのである。
(Reviewed >> 3/3/10:DVDにて鑑賞)