Cast >> Rain (Raizo), Naomie Harris (Mika), Sho Kosugi (Ozunu), Rick Yune (Takeshi), Ben Miles (Ryan Maslow) ...
Director >> James McTeigue
Writer >> Matthew Sand, J. Michael Straczynski
Producer >> Joel Silver, Andy Wachowski, Larry Wachowski, Grant Hill
Genre >> Action
Country >> USA
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 3
My Japanese vein in vain
ライゾー(ピ)はオズヌ(ショー・コスギ)の孤児院で育てられた。そこは行き先の子供達を厳しい訓練で忍者に育てる自由のない生活だった。不思議な殺人が続き、それを捜査していたのがユーロポールのミカ(ナオミ・ハリス)だった。彼女は忍者の仕業だと気づき、ライゾーが犯人の一人だと突き止めたが...
ウォシャウスキー兄弟のマトリックスの独特の世界が、今回は手裏剣や刀や血に姿を変えている。アクション映画としては、鍛えられた主人公の肉体や最新映像技術などは十分に見ごたえがあり魅力的だ。しかし忍者といえば、日本の歴史の一部である。ハリウッドで描かれる忍者は、時としてコミカルに描かれ、時としてアクション映画で硬派に描かれていたりした。確かに忍者はこの作品のタイトル通り殺し屋だ。私たちが感じる歴史とは、この映画はすこしかけ離れているように思えた。とは言え、ハリウッドが史実通りに描く事は稀。そんなハリウッドで忍者を硬派に演じてきたショー・コスギへの敬意を感じるが、やはりどこかで新しい忍者スターも日本人であった事を望んでしまう。
ウォシャウスキー兄弟の視覚は面白い。今回は血を斬新に使っている。同じアジア人だから視覚的に良いじゃないかと言うかもしれない。難しい事を考えず、楽しもうと思っても、やはり私の日本人の血がそれを許してはくれない。
(1/26/10:劇場にて鑑賞)