Cast >> Izu Ojukwu, Chico Ejiro, Don Pedro Obaseki, Charles Novia, Shan George, Peace Anyiam-Fiberesima ...
Director >> Jamie Meltzer
Producer >> Michael Cayce Lindner
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 4
How To Make a Movie, not money
世界でも1位を争うほどの映画産業国となりつつあるナイジェリアの映画作りを追うドキュメンタリー。
思っていた以上に面白い。なぜにナイジェリアで映画が発展しつつあるのかが良く分かる。アクションスターを生む映画学校まであるのだ。毎週30近くの作品が、ナイジェリアの秋葉原みたいな所に並ぶそうだ。しかしアメリカのように1本作るのに何年もかけたりはしない。作品もヒットしたらその話をひたすら続ける3部作が当たり前。中でも早い映画作りで知られている監督は「ナイジェリア人は口語話が得意なんだ。その辺の子供だって上手い話を作って話すよ。だから物語には困らないんだ」と言う。その内容もアフリカの土着な神秘的な話から、お父さんと息子が同じ人を好きになってしまった物語など幅広い。その中で、映画に魅せられた男性が自分で映写機を作ってしまう。そしてナイジェリア初の戦争映画を作る。その姿に心を奪われる。その撮影も一筋縄ではいかずに、色んな問題が起きる。2ヶ月もジャングル近くのホテルにキャストもクルーも泊めてしまっている。「ハリウッドはお金をもっと儲けたかったらナイジェリアの監督を雇うといいよ」と言うけれど、あのやり方を見ているとお金を稼ぐ為のビジネスが成功しているとは思えない。やはりどんなに応援しながら見ていても、芸術的センスもハリウッドの物とはまるで違うのは簡単に分かってしまう。
しかし彼等は言う。「ハリウッドは100年かけてあそこまでやったんだ。俺たちはたった20年でここまでにしたんだ。ハリウッドなんてもう少しで抜けるよ」と。その力強さが、ナイジェリア映画界の明るい光。彼等はこれからもどんどんと世界を大きく広げていくと確信した。ナイジェリア映画界の未来が非常に楽しみなってきた。
(1/20/10:DVDにて鑑賞)