Cast >> Beyonce Knowles (Beth Charles), Idris Elba (Derek Charles), Ali Larter (Lisa Sheridan), Christine Lahti (Monica Reyes) ...
Director >> Steve Shill
Writer >> David Loughery
Producer >> George Flynn, Glenn S. Gainor
Genre >> Thriller
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 3 Direct >> 4 Music >> 3
Not scary but interesting
デレクとシャロン(イドリス・エルバ&ビヨンセ)は、デレクは出世し長男に恵まれて新居を購入し、順風満帆だった。デレクの会社に新しい派遣の女性リサがやってきた。デレクの仕事ぶりと優しさに惹かれたリサは、デレクを誘惑し始める。デレクは家族の為に断固として拒否するが、それはデレクの悪夢の始まりに過ぎなかった。
意外と笑える作品である。ラストの女同士のキャットファイトは爆笑である。台詞も完璧だ。笑える。でも残念な事にこれは真面目なスリラー映画なのだ。怖さは全くないが、嫌いになれない愛嬌のある映画なのだ。でもこの映画に於ける男性の立場は非常に興味深い。普段男性は、セクシャルハラスメント等の時には加害者として描かれる。それ故に男性に対するイメージが植え付けられている。なのでこの映画のように男性がセクシャルハラスメントの被害者となった時の状況が興味深いのだ。まず人は信じない。まして、その加害者が魅力的な女性だった場合は、逆に男友達には「なぜに受け入れないのだ、弱虫か?」と思われてしまう。妻には何て説明しよう?余計な心配をさせたくないし、どうせすぐに終わるから言わないのがベストかもしれない...既婚男性に圧し掛かるプレッシャーという点を描いていたのが非常に面白かったと思う。そしてこの主人公の男性が揺ぎ無い態度だったのも良かった。
スリラー映画としては悲劇的に喜劇になっている。でも、意外と興味深い社会派な映画かもしれないミステリアスな映画。
(8/14/09:DVDにて鑑賞)