Constellation / 日本未公開 (2005)
Cast >> Hill Harper (Errol Hickman), Zoe Saldana (Rosa Boxer), Billy Dee Williams (Helms Boxer), Gabrielle Union (Carmel Boxer), Shin Koyamada (Yosito), Rae Dawn Chong (Jenita), Melissa De Sousa (Lucy Boxer), Glenn Plummer (Man 1), Clarence Williams III (Forrest Boxer) ....
Director >> Jordan Walker-Pearlman
Writer >> Jordan Walker-Pearlman
Producer >> Jordan Walker-Pearlman ....
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 3
Constellation of reconciler
1950年代の南部アラバマの小さな町で、カーメル・ボクサー(ガブリエル・ユニオン)は白人男性のベア・コーンゴールドという軍人と恋に落ちた。ベアが戦地に向かうときにカーメルは町の超えてはならない白人と黒人を分ける線を越えてしまい、白人から乱暴に遭った。それを見ていたのがまだ小さいカーメルの弟ヘルムだった。そして50年が経ち、カーメルは亡くなった。ヘルム(ビリー・ディ・ウィリアムス)はパリで画家として成功し、母親の違う二人の娘ローザ(ゾーイ・サルダーニャ)とルーシー(メリッサ・デ・ソウザ)はカーメルとの思い出と共に成長していた...
新しい感覚の南部が舞台の作品である。50年代の南部は他の映画と変わらない素朴な描写だが、50年後の南部は割りとオシャレで美しい。
プロットも面白いが、監督の前作「The Visit」と同じく会話を通じて、様々な家族の問題が明らかになり解決されていく。しかし今回は登場人物も多く、しかもあまり人物についての情報も少ないので、あまり登場人物と物語を共用出来ずに物語は終わってしまうのが残念だった。そしてセンチメンタルな曲がたまに物語を邪魔していたとも思う。また異人種カップルがテーマであって、50年前は白人と黒人という形式はいた仕方ないと言えども、50年後もやはり白人と黒人だけというのも違和感があった。唯一出てくる他の人種が日本人だが、その日本人だけがこの物語の家族とは全く関係ないのも不思議な感じがした。
面白くなりそうな予感はした。それだけに会話の台詞だけが心に残るのが残念だ。もう少し登場人物が心に残って彼等と共用出来る何かが欲しかった。
(5/22/09:DVDにて鑑賞)