Cast >> Bo Svenson (Lt. Robert Yeager), Peter Hooten (Tony), Fred Williamson (Pvt. Fred Canfield), Michael Pergolani (Nick) ...
Director >> Enzo G. Castellari
Writer >> Sandro Continenza, Sergio Grieco, Franco Marotta, Romano Migliorini, Laura Toscano
Producer >> Roberto Sbarigia
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 5 Music >> 5
Inglorious LOVING Bastards
1944年第2次世界大戦中のフランスでアメリカの軍人が罪を犯し、MPの車で護送されていた。しかし途中で敵国からの攻撃に遭い、イエガー中佐(ボー・スヴェンソン)とカンフィールド(フレッド・ウィリアムソン)、トニー(P・フートン)、ニック(M・ペルゴラーニ)、バール(J・ベースハート)の5人が抜け出す事に成功し、中立国であるスイスへの逃亡を目指すが...
タイトル通りにバスターズ(どうしようもない人達)だ。しかしそれに一言付け加えたい。愛すべきどうしようもない連中である。戦争という中で、キャラクターがしっかりと描かれていて、それぞれにそれらしく最後がカッコ良く決まっている。しかも戦争中に罪を犯したというどうしようもない連中だが、実は戦争の腕はあったりして5人が合わさるとなぜか最強のチームになっているのも面白いし、途中でアンチヒーローの連中が成長してしまうのも面白い。その中でもニックというキャラクターがおちゃらけているので、ホッとする場面もある。それで居て、ニックのおちゃらけがストーリーの伏線になっているのも面白かった。蒸気機関車でのアクションなど、最後は本当に爽快なアクションシーンがあるが、キャラクターが最後の最後までらしいので、思わず固唾を呑んでスクリーンに噛り付く自分が居た。爆破シーンなどは「おーー」と唸ってしまった程である。
緊張と緩和のタイミングと具合が気持ちがいい。その気持ち良さでグッとスクリーンに噛り付くといつの間にか、このどうしようもない連中を愛しているのに気がついた。ダメだから愛してしまうのか...
(5/20/09:DVDにて鑑賞)