Cast >> Calvin Lockhart (Baron/Jason), Marlene Clark (Caroline), Charles McGregor (The Cokeman), Leonard Jackson, Richard Lynch (Joey), Raymond St. Jacques, Beverly Johnson ...
Director >> Phillip Fenty
Writer >> Phillip Fenty
Producer >> Chiz Schultz
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
Not Ordinary Blaxploitation
ジェイソン(カルビン・ロックハート)は若い俳優で自分で映画を作る事にも情熱を注いでいた。その自主制作映画も、もうすぐ完成しそうだったが資金が全て集まらなかった。映画プロデューサーからも、白人の主演で作り直せといわれ、しかも資金提供して貰ったのがマフィアなので、すぐにお金を返済を求められてトラブルになり...
普通のブラックスプロイテーションのようで、そうでないオリジナリティのある面白い作品だ。俳優兼映画製作者が主役なのが、映画好きにはたまらない設定でもある。70年代当時はひょっとしたらこんな感じで映画が作られていたかもしれないという面白さがある。それでいて、アクション映画としてのブラックスプロイテーションの面白さも失っていない。イタリア系マフィアに使われる黒人ピンプの悲哀、そして夢の達成の為に愛する恋人と別れてジゴロになってしまう辺りに、ブラックスプロイテーション映画の面白さを感じる。更には黒人の映画プロデューサーに「白人を主役にしろ」等という台詞を言わせるのも、ドキっとさせられる。
普通のようで普通じゃないオリジナリティのある面白い正真正銘のブラックスプロイテーション映画だ。
(4/8/09:DVDにて鑑賞)