Cast >> Cuba Gooding Jr. (Ben Carson), Kimberly Elise (Sonya Carson), Aunjanue Ellis (Candy), Jaishon Fisher (Ben Carson- Youth), Gus Hoffman (Ben Carson - Teen) ...
Director >> Thomas Carter
Writer >> John Pielmeier
Producer >> Thomas Carter
総合ポイント >> 3.75/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 4
Ordinary person did extraordinary things.
西ドイツで結合双生児が生まれたが、だれも手術が出来ずにいた。アメリカのジョン・ホプキンス病院に勤めるベン・カーソン医師(キューバ・グッティング・ジュニア)に話しがくるが、受けるかどうか迷っていた。ベンは貧しくて勉強の出来なかった小学生時代を思い出していた...
ベン・カーソン医師は、医療関係者でなくてもアメリカでは多くの人がその名前を知る程の著名人である。私も彼の姿を医療とは全く関係ない番組で見た事もある。50人の医師・看護婦で22時間も及ぶ手術を成功させている。彼は脳神経外科医だが、そんな医療の歴史に残る事をやってのけるとは、きっとやっぱり彼の脳神経は冴え渡っていて生まれながらの才能なんじゃないかと思っていた。ところが、この映画では彼のその才能は生まれもったもの「Gifted Hands(才能ある腕)」というタイトルをつけながらも、努力してその才能を勝ち取った事を証明している。小学校の時には勉強が本当に苦手で、バカ者扱いされていた。そして勉強が少しずつ出来るようになってからですら、高校に入ると少し反抗期を迎えたり、イエール大という名門大学でも単位がギリギリだったりと普通の少年だ。その普通の少年を変えたのが、母親の存在。それは在り来たりなエピソードにも思えるのだけど、在り来たりだからこそ、君達もやれば出来るというベン・カーソンからのメッセージが聞こえてくるように思えた。
ただそれが演出によりセンチメンタルになり過ぎる所があった。
普通でもやれば必ず出来る。ベン・カーソンはその生き証人だ。
(2/7/09:TV放映にて鑑賞)