大好きなんですよ、この映画。この上のピアリの英語の教科書読んでる頃に、物凄く影響も受けました。この前も書いた通り、ちょっと恋愛バカになっているので、このままバカになろうと思いましてね。クリスマス前にターゲットでこの映画の「Everything's Duckie Edition」というのを5ドル位(500円位)で見つけまして、買ってしまいました。この映画のファンはブレインを演じたアンドリュー・マッカーシー派と、ダッキーを演じたジョン・クライヤー派に分かれると思うんですが、私は断然にダッキー派でした。なので、そんなダッキーバージョン見つけたら買っちゃうでしょ。500円だし。
ここに写真あるよ。
特典映像の多い事!全部見ちゃった。この映画大好きだったんだけど、ダッキー派なのでラストシーンがどうも腑に落ちなかった。特に、このラストシーンのアンドリュー・マッカーシーの髪型にいつも疑問に思っていたのです。あの髪型絶対に変なのになんで??って。今回その特典映像のお陰で、長年の疑問が解けた。あのラストシーンのアンドリュー・マッカーシーはカツラだったそうなのだ!!!というのも、ラストシーンはダッキーとアンディが結ばれるというのがオリジナルの脚本だったけれど、アンディ役のモリーが風邪をひいていたのもあるし、モリー自身がアンドリューとくっ付きたかったのもあって、暫く経ってから取り直しされたのが映画に入っている部分。取り直しで呼び出された時にはアンドリューは既に舞台で兵士役が決まっていたので丸坊主にしてしまっていたので、急遽カツラが用意されたのであんな感じだったらしい。あれがカツラだったと思うと、なんだか別の意味でまた映画が面白くなりましたわ。
ダッキー役のジョン・クライヤーとアンディ役のモリー・リングウォルドはあんまり仲が良くないのかなーとも思いました。モリー・リングウォルドが特典映像でかなり赤裸々に暴露する事が多かったのも笑えました。上で書いた通り、モリーの意見でラストシーンが変えられた事、ダッキーは本当はロバート・ダウニー・ジュニアが演じる筈だったので承諾した事、この映画の撮影時にはドゥイージル・ザッパ(フランク・ザッパの息子)と付き合っていて、彼がアンドリューとのキスシーンで怒っていた事、そのアンドリューとはその後に映画で何作か共演した後にデートする予定だったがアンドリューが現れなかった事などなど...
またモリーは続編が作られるなら、私はストーリーを考えてるわよ、何て言ってました。という訳で、私も考えてみた。プリティ・イン・ピンクの続編。アンディとブレインの息子がダッキーの娘と結ばれる。でも逆よ。アンディとブレインは結ばれるけれど、その後にブレインが事業を失敗してお金持ちじゃないけどそこそこ裕福で幸せな設定。ダッキーはその後に事業を成功させてお金持ち、もちろんあの時のクリスティ・スワンソンと結婚させる。そのお金持ちの娘が、アンディとブレインの息子の純粋な心に惚れるという物語。どうだ?私にとっての永遠の究極の選択が、ブレインかダッキーか?この続編なら私はもう悩まなくて済む。でもダメだわ。あんなに努力して貧乏を抜け出したアンディをまた貧乏にする訳にはいかないわね。続編は無いな。
それにしてもジェームス・スペイダーの嫌な奴ぶりが上手すぎ。この映画のせいでジェームス・スペイダーが長年苦手だったわ。
しかし、この映画を見るとあの頃...中坊だった自分に引き戻されるわ。でもこの場所に書く以上、一つだけ書きたい事がある。黒人が殆ど出てないわ。ダンスのシーンに1組だけ。この時代はそれだけキッチリ分かれていたって事かしら??それに良く考えてみたらこの高校生達、タバコにマリファナにお酒にクラブ通いと悪すぎるでしょ...
(5点満点:DVDにて鑑賞)