昨日も書いた通り、今日はアカデミー賞のノミネート発表の日。予想通りに「Doubt」のヴァイオラ・デイビスと「The Curious Case of Benjamin Button」のTaraji P. Henson (タラジ・P・ヘンソン)が揃ってノミネートされた。後はドキュメンタリー部門でダニー・グローバーが製作に加わっている「Trouble the Water (2008) - IMDb」も選ばれている。こちらはハリケーン・カトリーナでのドキュメンタリーで、ラップアーティストを目指す女性とその夫の苦境を描いた作品。
"I didn't sleep all night. I screamed in my husband's ear and drank some champagne. When you're acknowledged like this, you feel confident that you've reached people and you're on the right path. That's a basic need of any human being, expecially when you're living out a dream like I am."
一晩中寝られませんでした。夫の耳元で叫び、そしてシャンペンを飲みました。このように認められるという事は、自信にもつながり、人々とつながり、そして正しい道を進んでいると感じ取れます。人としてそれは必要な事で、私のようにこのような夢心地の生活をしている者にとっては特に必要な事なのです。
http://www.variety.com/article/VR1117998921.html?categoryid=13&cs=1&nid=2562
おめでとうございます。という訳で、ヴァイオラ・デイビスについてはまだサイトでもページを作っていなかったので、少し説明。タラジ・P・ヘンソンについては、サイトでページを作っているので、そちらを参照してください。
ヴァイオラ・デイビスはサウス・カロライナで生まれたが、小さい時にロードアイランドに引っ越していてそちらで育っている。ロードアイランドでは「Upward Bound and Student Support Services」という教育省が資金を出しているプログラムに参加。その後にバーナード・マスターソンに才能を認められて、ロードアイランドの芸術高校にマスターソンが提供した奨学金で入学している。大学もロードアイランドにあるロードアイランド大学に入学して、演劇を専攻して卒業している。2002年には同大学から名誉芸術博士号を授与している。ジュリアード大学でも4年在籍した。
その後にはオーガスト・ウィルソンの舞台「King Hedley II」にて、2001年のトニー賞のベスト女優賞を受賞した。映画には「The Substance of Fire / 大いなる相続 (1996)」の看護婦という小さな役でデビュー。スティーヴン・ソダーバーグの作品「Out of Sight/アウト・オブ・サイト (1998)」や「Traffic / トラフィック (2002)」、「Solaris / ソラリス (2002)」等にも出演。また「Antwone Fisher / 君の帰る場所/アントワン・フィッシャー (2003)」や「Get Rich or Die Tryin' / ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン (2005)」、「Life Is Not a Fairytale: The Fantasia Barrino Story / 日本未公開 (2006)」にも出演している。そして2008年にはメリル・ストリープやフィリップ・シーモア・ホフマンと共演した「DOUBT」にて、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた。
私生活では「Friday Night Lights / プライド 栄光への絆 (2004)」等に出演している俳優のジュリアス・テノン(Julius Tennon)と2003年に結婚し、2人の子供を授かっている。
ノミネート者の全リストはこちら。
発表は2月22日。