日本公開もアメリカでの公開を待たずに早々と決まっていた。本当だったら日本でも今頃公開されていた筈なのに、残念ながら消滅... アメリカで公開されてから評判が悪かったからもしれない。その名残で邦題が決定されています。プレミアでは、主役のエディ・マーフィが参加せずという事態にまで。
なんでだ...
私もその空気に呑まれた。きっと「Norbit / マッド・ファット・ワイフ (2007)」位のレベルかな?と思っていた。所が...
結構面白いじゃんよー。ノービットよりは10倍面白い。笑ってしまう事が多い。結構最初から最後まで、ケラケラと笑ってしまいました。真面目にSF映画をパロディしてる感じのテイストが「ギャラクシー・クエスト」に似たものがある。あそこまでは完璧じゃないけれど、それでも十分に面白い。子供ぽいアメリカンジョークが多いんだけど、真剣なのでついつい笑ってしまいます。
そして中の人が小さいので、「ミクロキッズ」(懐かしいね、リトルショップホラーズのメガネの人が科学者のパパで、間違って子供を小さくするあの映画)みたいなシーンもあったり、エディ・マーフィ型ロボットはガンダムのモビルスーツを思わせる...なんて書いたら、ガンダムファンにえらく怒られそうですかね... でも宇宙船の中身は「スタートレック」そのものだったり。
地球の情報集めをGoogleとYahooに頼っているので、検索ミスが笑ってしまう。「ミートローフ」は、ごっついオジサンロッカーの方が検索結果で出ちゃったり散々。でも、小さい宇宙人達はなぜかしっかり英語を普通に喋っちゃってたりする。SFでよくある通訳機能機とかは使わず、普通に英語喋ってる。その英語も結構洒落てるんだけど。
でも物語のプロットは単純ですぐに分かってしまう。それでも十分に楽しめる、小ネタが沢山。ニューヨークでタクシーを止められないのは、エディ・マーフィー型モビルスーツが黒人の姿だからじゃなくて、エイリアンだから止められないと思ってたりしている。でも、ホームレスのシーンは思わずじーんと来ます。
と書いて、きっと期待して見たらダメなのかもしれない。期待しないで見るとかなり面白いかも?私はオープニングで、エディ・マーフィ型ロボットが地球に着陸したあの形から心掴まれて大笑いでしたよ。
邦題がある位だから、日本でもDVDで見られるようになるんじゃないかな??日本では受けるんじゃないかなー。プロモーション次第かも。
感想はこちら。
(4点/5点満点中:DVDにて鑑賞)