SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

You Gotta Fight for Your Right to ...

まだまだ続くよ。
というか、それぐらい嬉しいんです。丁度映画や音楽への関心が高まった中学の時に英語の教科書でキング牧師のスピーチに触れて以来、黒人差別や人種差別についての本を読んできた。「黒人の大統領をこの目で見る事はあるのか?」いつも思い続けてきた。ひょっとしたら私が生きている間は無理なんじゃないか?と思った。アメリカに旅行に来たり実際に住んでみたりして、そして日本人として黒人としての血を受け継ぐ人達の妻として母として友人として、やっぱり希望よりも絶望を感じる事の方が多かった。小さい頃に見ていた映画で感じたアメリカの自由に憧れていたけれど、やっぱりあれは見せ掛けなんだ...と、つい3日前までは思っていた。まさか自分の目で見れるとは... と思うと、逆に義理のお爺ちゃんにこの日を見せてあげたかったという思いが募ります。お爺ちゃんは差別という物に戦ってきた人だし、自分である事に誇りに思ってきた人だったから。日本で演歌歌手になったジェロも同じ思いで、亡くなった彼のお祖父さんに見てもらいたかったそうだ。痛い程分かる。キング牧師とコレッタやローザ・パークス、メドガー・エバース、ジミー・リー・ジャクソンに運動の手伝いをしていて殺されてしまった白人の女性とか...見せたかった人は沢山居る。

今回、黒人の指導者達も素晴らしい。みんな口を揃えて、「オバマが大統領になるのは”アメリカの”大統領なんだ。彼は黒人のメシア(救済者)じゃないんだ。この選挙が意味している事は、キング牧師が言っていた肌の色でなく個々の性格によって選ばれたという事。これはもう黒人の我々にはその弁解は出来ないのだ。我々にもやらないといけない事は沢山ある」と言っている事。

そして今回の選挙で大統領選と共に話題を集めているのが、カリフォルニアのProp 8。これは、カリフォルニアで合法となった同性結婚権の是非を問う投票。今回の選挙で「Yes」に入れた人は、同性同士の結婚に反対、「No」に入れた人は賛成。選挙では「Yes」に入れた人が52.5%で若干上回った。この結果のCNNの出口調査では、黒人の70%がYesに入れたという事で、バックラッシュを受けている。黒人からの差別だと言う人まで。出口調査では、黒人のカリフォルニアでの全体の票は10%で、そのうちの70%。黒人の人達が同性愛に批判的だと決め付けられているのは、どうかと思う。例えば、マケインに入れた人は様々な理由がありますよね。何人かはマケインが白人だからという理由だけで入れた人もいるかと思う。またはオバマが黒人だからという理由だけで入れた人もいるかと思う。だからと言ってすべての人がそうじゃないし、そういう風には見ないと思うし、個々の意見が尊重されていると思う。同じように同性結婚権を反対する人にも様々な理由があると思う。確かに中には同性愛者が嫌いだからというだけの理由もあるかと思うけれど、反対した人が多い人種だからと言って、全てをまとめるのは、昔に逆戻りだと思う。個々の意見として受け入れるべきだと私は思う。今回の選挙は特にそれを証明したのだから。