Cast >> John Hammond, David 'Honeyboy' Edwards, Johnny Shines, Claude Johnson ...
Director >> Chris Hunt
Producer >> Chris Hunt
Genre >> Documentary
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 5
I believe to my soul now
未だ謎の多い伝説のブルースミュージシャンのロバート・ジョンソンをミュージシャンのジョン・ハモンドが追うドキュメンタリー。
ロバート・ジョンソンはブルースそのものだ。ブルースが持つ独特のミステリアスな部分を歌だけでなくその彼の人生を持って、彼は表現していたように思える。人生を駆け抜けてしまったから伝説となったのか、それとも伝説となる人だったから人生を駆け抜けてしまったのか... ロバート・ジョンソンは伝説となるべくして生まれてきた人だと私は思う。
今回は自分の親が有名なプロモーターで、カーネギーホールでの公演にロバート・ジョンソンを呼ぼうとしていたという事実を知ったブルースミュージシャンのジョン・ハモンドがロバート・ジョンソンの姿を追っている。有名な「Love In Vain」という曲の一節にもなっている元彼女のウィリー・メイが登場したり、未だ謎となっている彼の最期に居合わせたブルースミュージシャン仲間も登場する。居ないと思われていたロバート・ジョンソンの血の繋がった子孫も3世代居る事が明らかになる。またそのジョンソンの姿を追っていくうちに、当時のブルースシーンが見えてきたようだった。
興味深いロバート・ジョンソンの事実を沢山知る事になる。しかし、今のテクノロジー技術で何でも分かるようになってきたこの世の中でも、未だにロバート・ジョンソンがどこに眠っているか分からないという。追えば追うほどにその伝説は確たる物となり、よりミステリアスなものとなる。ロバート・ジョンソンは悪魔に魂を売ったかもしれないが、その魂はレコードに刻まれて我々の元に返ってきているようだ。
(10/16/08:DVDにて鑑賞)