Cast >> Roger E. Mosley (Holmes / Lee), William Smith (Martelli), Michael Pataki (State Senator Sills), Marla Gibbs (Beverly Solomon) ...
Director >> Henning Schellerup
Writer >> John Cerullo, Abbey Leitch, M. Stuart Madden
Producer >> Daniel Cady
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 5 Direct >> 3 Music >> 5
Can I get an Amen?
ホームズ(ロジャー・E・モズリー)は、ロサンジェルスの街を牛耳るマテーリ(ウィリアム・スミス)に雇われてヒットマンをしていた。マテーリは州上院議員であるシールズも買収していた。マテーリはシールズ再選の為にホームズに教会の牧師となって黒人コミュニティに潜伏する事を命じるが...
映画には作られた意味みたいのがあって当然だと思う。楽しむだけのもの、何かを伝える為に作られたもの。この映画にはその意味を感じる事が出来ない。悪い者が良い者となって、結局悪い者へと戻る。途中の良い者の時は単なるまやかしだったのだ。でもそこを面白いと感じられる部分も無かったのが残念だ。しかもこの映画の主役となる3人は全て悪役というのも不思議。いい人達が救われないようにも見えた。白人対黒人という構造も中途半端に描かれていたように思える。監督は内容よりもアクションシーンに重点を置いたのかもしれないが、そのアクションシーンも単調。ただオープニングでの普通のヒットマンをしていた頃のアクションシーンは中々。
また主演のロジャー・E・モーズリーの長い説教シーンは見もの。
アメリカの人はよく感情を表す時にキリスト教に関する言葉が出てくる。このタイトル「Sweet Jesus」も「Amen」も「Jesus Christ!」もだ。この映画には、観客がその言葉が思わず出てくるような見せ場が無かったように思える。
(9/5/08:TVにて鑑賞)