最近、私の愛用DVDプレイヤーがご機嫌斜め。DVDの好き嫌いがあるらしく、見ようと思っていたDVDが見れなかったため、この作品に... 別のプレイヤーを使えばいいのだけど面倒だったので。
私のアイドル爺さんデーモン・ウェイアンズの大好きなお兄ちゃんキーネン・アイボリー・ウェイアンズが出演してます。この映画を見たのは、それだけが理由。日本のTVでも何度か放送していたので、もちろん何度も見ている。「Most Wanted / クロスゲージ (1997)」の方が放送回数は多いのかな??思えば、製作に全然絡まないキーネンというのは非常に珍しく... デビュー当時を除けば、この映画位かもしれないという珍しい感じ。でもやっぱりそれはそれでキーネンの良さっていうのが全然生かされていないとも繋がるように思える。キーネンがアドリブ等で付け加えたんだろうなーという台詞の数箇所を除けば、キーネンらしさが全然に見られない。またノビノビとした感じも見られない。その代わりに、スティーブン・セガールがやりたい放題なのである。きっとこの頃のウェイアンズ(キーネンとデーモン)の映画みたいな都会的なアクション映画を作りたかったように見えた。きっと狙いは「The Last Boy Scout / ラスト・ボーイスカウト (1991)」に於いてのブルース・ウィリスとデーモン・ウェイアンス的な感じを期待してたんじゃないかな?ウィリスお得意のちょっと枯れて疲れた中年男性という役をデーモン・ウェイアンズの都会的な男によって、より目立つみたいな。だからこそ、セガールの役は彼らしい一匹狼で東洋の精神文化を取り入れた男を演じてみせたのかもしれない。でも、上手く絡み合ってないんですよね。残念ながら。スティーブン・セガールが自分ばかりで、他の役に興味無い感じが見え見えかな。だからセガールに絡む登場人物は多いけれど、キーネンに絡む登場人物というのが殆ど居なかった。その辺かな?あっちはトニー・スコットが監督ですし。
LAの街が舞台なのだけど、これまたよく雨が降る。昔、トニー!トニー!トニー!が「It Never Rains in Southern California(南カリフォルニアには雨は降らない)」と歌っていたけれど、Neverじゃないが本当にあまり降らない。なのであんなに雨が続くのは不自然だなーと見ていると、とある男の台詞で「今年のLAは今まで一番寒くて、よく雨が降るぜ!」とある。きっとそれだけの為の雨。その辺を別に物語に食い込ませる必要もないのだけど、だからと言って特に面白さを感じなかった。これが著名な監督の演出だったりして面白い作品だとあの雨の演出も「さすがだ!」と思えるのかもしれないけれど...
でもこういうアクション映画は何となく楽しく飽きずに見れてしまうものですよね。
感想はこちら。
(3点/5点満点中:ご機嫌斜めなDVDにて鑑賞)