Cast >> Keanu Reeves (Tom Ludlow), Forest Whitaker (Jack Wander), Hugh Laurie (Captain James Biggs), Chris Evans (Diskant), Common (Coates), Amaury Nolasco (Santos), Naomie Harris (Linda Washington), Terry Crews (Terrence Washington), Cedric the Entertainer (Scribble), The Game (Grill) ...
Director >> David Ayer
Writer >> James Ellroy, Kurt Wimmer ...
総合ポイント >> 3.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
This thing you want, that you think you want, you don't want
トム・ルドロー(キアヌ・リーヴス)は妻を失ったがロサンジェルス市警に勤め、型破りな捜査ながらも数々の事件を解決し、ワンダー警部(フォレスト・ウィッテカー)の右腕として頼られていた。しかし1人で解決した韓国人の双子の女の子捜索の事件をきっかけに、その捜査の仕方等に内部事件として、ビッグス警部(ヒュー・ローリー)に目をつけられる。ワンダーは、ルドローを庇うが...
ロサンジェルスの犯罪を描くのが得意のジェームス・エルロイが描いたロサンジェルス市警の内部事件。さすがにロサンジェルスの町が最大限に利用されている。様々な人種に山や海や坂の絵。しかし物語は単純ですぐにラストが分かってしまう出来なのに、台詞や人物構成が無理矢理難しくされていて、不可解な映画となっている。この映画は何を伝えたいのかがはっきりしていたら、絶対に面白い映画となっていたと思う。明らかに「トレーニング・デイ」の二番煎じとなってしまっているのが残念である。ロサンジェルス市警内もロサンジェルスの抱えているギャング問題も、人種間の緊張感もすべて中途半端に描かれているので、余計に何を伝えたいのか分かりにくくなっていると感じる。
「このお前が欲しい物、お前が欲しいと思っていた物、それは要らない物なんだ」という主人公の台詞。哲学的にも聞こえるけれど、中身が見えてこないので薄っぺらに感じる。まさにこの映画を象徴しているようだった。
(8/23/08:DVDにて鑑賞)