私も非常に楽しみにしているダニー・グローバーが監督でドン・チードルが主役のトゥーサン・ルーヴェルチュール(Toussaint Louverture)を演じる作品「http://www.imdb.com/title/tt0785063/」についてダニー・グローバーがインタビューに答えた。
資金が中々集まらない。プロデューサー達はいいプロジェクトだ、いや素晴らしいプロジェクトだと言ってくれるんだが、『で、白人のヒーローはどこ?』ってな具合さ。
続けて
ここ(アメリカ)ではお金が集まらない。イギリスでも無理だった。もう色んな所に行ってみたよ。お決まりの最初の質問は『これはブラックムービーなのかい?』なんだ。そして口合わせて『ヨーロッパではその映画は成功しない。そして日本でも無理だね』と言われてしまう。誰かこれが嘘だって証明しないといけないんだ。
以前にも書いたように。ベネズエラの大統領ウゴ・チャベスがプロジェクトの半分の資金を提供しているが、残りの半分はディストリビューターが払う事になっていたが進んでいない様子。今のところは主役にドン・チードルで、共演にはアンジェラ・バセットにキウェテル・イジョフォー、モス・デフ、ロジャー・G・スミス等が出演予定で豪華キャストの映画として注目を集めていた。
ほらね、ちゃんと映画館に足を運ばないと、こういうツケが回ってくるんだ。いや、きっと日本の配給会社の通説でブラックムービーはヒットしないというのがあって、私たちがその被害者なんだけど。ヒットしないじゃなくて、ヒットのさせ方を知らないだけかもしれないのにね。日本はブラックミュージックに関して言えば、アーティスト達に日本のファンはロイヤル(忠実)だと喜ばれてお金のなる木として喜ばれるんだけど、事ブラックムービーに関してはファンの姿がハリウッドまで届いてないんですよね。以前にも書きましたが実際に少ないだろうし、それは公開映画が少ないからそうなるだろうし、悪循環なんですよね。
http://afp.google.com/article/ALeqM5i_e3UYOiNEhW03rcVTpcB2e15IMg