歌に演技と多彩な女性エセル・ウォーターズのショートコメディです。
舞台はこの時代に舞台になる事の多かったハーレムの下宿アパート。エセル・ウォーターズはそこの女将さん。存在感がありオーラのあるエセルには女将というのがピッタリだと思いました。オープニングが中々洒落ています。ホウキを持って仕事中のエセルの足元だけが映り、そこに住人達が順番に音楽に合わせて下宿の苦情を言いに来る。音楽のリズムがいいのもあって中々お洒落な始まり方です。でも物語は怪しいです。エジプシャンみたいな怪しい男が占い師で登場したり、オジサンが詐欺師だったり... この時代のコメディにありがちなドタバタコメディ。お金持ちを夢見る所もこの時代らしい感じなのかもしれないですね?
またこの映画の前年度に公開された「The Emperor Jones / 巨人ジョーンズ (1933)」というのが映画の中で使われます。この巨人ジョーンズがどれほど人気があったか大体分かると思います。
感想はこちら。
(4点/5点満点中:DVDにて鑑賞)