先日書いたアメリカ下院議員での奴隷制度への謝罪のニュース。ラッパー等のリアクション。
ラッセル・シモンズは「これはアメリカが変化しているという、もう一つの証明。過去を承認しないで完全に回復するのが不可能である事を受け入れることができるくらい変化したんだ。」
キラー・マイクは「賠償の話を始めるなら、お金という事にするのは止めよう。どうせなら教育ベースで黒人はみんな無料で8年間大学に行って学位やマスターを取れるようにしてもらいたい。8年というのは、シングルで子供を育てている人が多いから余裕が欲しいんだ。もしもう学位等をとっていたり年をとりすぎている場合は、ある一定の期間の無税にするとかして欲しい。」と語っている。
http://allhiphop.com/stories/news/archive/2008/07/31/20354283.aspx
キラー・マイクの話を聞いて思い出したのが、コメディアンのデイブ・シャペルの「Chappelle's Show」で、「奴隷制度への賠償金が支払う事になった」というスケッチ(コント)。
Youtubeで見つかりませんでした。オフィシャルのコメディセントラルのサイトで見てください。
http://www.comedycentral.com/videos/index.jhtml?videoId=24406
http://www.comedycentral.com/videos/index.jhtml?videoId=24407
シャペルショーの一番有名な台詞となったドネル・ロウリングスの台詞「I'm rich, B***!」が生まれたスケッチです。「賠償金が支払われた」とリポートする同じニュースの経済コーナーで、スプリント(携帯会社)の売り上げが「今まで支払われなかった請求書が支払われた為」に上がったとか、アメリカで一番売れている企業が2位のケンタッキー・フライドチキンに続いて1位がFUBU(黒人によるファッションブランド)とか色々です。
とは言え、今の段階では賠償金というより、謝罪という事だけですからね。賠償金にしても、もう既に奴隷の子孫も3代目、4代目、5代目となってますし、奴隷という事で家族が無残にも離されていたりして、賠償金というのは中々難しい話。バラク・オバマのように奴隷の子孫じゃない黒人も多いし、それを証明していくのは実際問題には難しい。「40エーカーとラバ」もそうでしたね。
長すぎたんですかね。