Cast >> Josephine Baker (Alwina), Albert Prejean (Max de Mirecourt), Robert Arnoux (Coton), Germaine Aussey (Lucie de Mirecourt), Georges Peclet (Dar), Jean Galland (Maharajah of Datane) ...
Director >> Edmond T. Greville
Writer >> Pepito Abatino, Yves Mirande
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 5 Direct >> 3 Music >> 5
Princess Josephine Baker
作家のマックスは妻と喧嘩をしたので、相棒の勧めもあって暫くアフリカに行き本を書くことにした。すぐに天真爛漫なアルウィナ(ジョセフィン・ベイカー)の姿に興味を覚え、彼女を素敵な大人の女性にして、小説のネタにする事を考えるが...
何といってもジョセフィン・ベイカーの才能なしには、この映画を語る事が出来ない。彼女のコミカルな才能と、歌・ダンスの才能が見事に開花しています。
アメリカでの差別に怒りを露にして、フランスに渡り映画に出演してきたジョセフィン・ベイカーですが、残念ながらこの作品ではフランスでも差別というのは変わらないのかも?と思わせる内容です。ジョセフィン・ベイカー演じるアルウィナはいつも明るい無垢な女性ですが、アフリカに住む女性としてなぜか野生的な女性を演じさせられています。ヨーロッパから来た男性に気に入られて「僕の為に」と「civilized」... 文明が開けた洗練された礼儀正しい女性に変身させられてしまいます。またここでもアラブ系の人等が、白人によって黒塗りで演じられてたりするんですよね。フランスも変わらないのかなーと思ったりしたのですが、最後はアルウィナの本来の姿をみんな受け入れる事になる。でも、そこには映画ならではのオチがあったりして..
ビストロや最後のステージでのジョセフィン・ベイカーのイキイキした魅力的な姿というのは、どこの国でも「王妃」の称号にふさわしく美しく素敵に映った事だと思う。
(7/23/08:DVDにて鑑賞)