Cast >> Miriam Makeba, Vusi Mahlasela, Hugh Masekela, Abdullah Ibrahim, Nelson Mandela ...
Director >> Lee Hirsch
Writer >> Lee Hirsch
Genre >> Documentary
Country >> South Africa
総合ポイント >> 5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 5 Music >> 5
Amandla!
1948年、南アフリカでは「アパルトヘイト」という人種隔離政策が法で決まった。その後、45年にも及ぶ南アフリカでの戦いと歌の関係のドキュメンタリー。
「ズールーは戦いの前には歌を歌っていた」と南アフリカのミュージシャンが語る。このドキュメンタリーは、アパルトヘイトの歴史を分かりやすく紐解きながら、同時にアパルトヘイトでどのように歌が戦う者達にとって大事だったかを訴えかけてくる。またそのアパルトヘイトが時代によって変わっていくように、歌も変わっていくのが興味深かった。ここで収められている数々の曲が胸に刺さるが、一番堪えたのが80年代に女性が歌っていた「ただミルクを飲んでいればいい犬になりたい...」という曲。我々は何もしてないのだ、それなのにこのように苦しめられるなら、いっその事犬になった方が幸せだと。
私がようやく世界に目が行くようになった80年代。その頃にはUSA for AfricaのWe are the WorldやLive Aid等で盛り上がっていた。その頃に同じように発売された「Sun City」という曲で、アフリカのとある国ではアパルトヘイトというものが存在しているのを知った。この映画での歌の大事さとはまた違うが、やはり歌が世界を変えたという一つだと思う。歌の持つパワーは何かを変えられる。
(7/11/08:DVDにて鑑賞)