You Don't Mess With the Zohan / 日本未公開(2008)16本目
思っていたよりもくだらなく...思っているよりも政治的で...思っているよりも深く... 思わず笑ってしまう。そんな映画でした。
最初は「ハリウッドの敵もアラブになったか...」とガッカリしていたのだけど、最後の方は「実際にもこうなると嬉しいなー」と思わせてくれる作品。現代版ロミオ&ジュリエットとも言えるような... アラブ版「バーバーショップ」的でもあり... それでいて、ワイヤーアクションが炸裂し、派手に爆発する、下ネタの多い映画。何の事か、さっぱり??ですよね。でも上手い事、それらが映画にミックスされてます。イスラエルとパレスチナ情勢を上手いことハッピーエンドに収めてます。ありえない!って感じだけど、もう何千年も戦い続けてきて疲れた...とお互いが話しているのが面白いです。「あの時はもう少しで和解しそうだった」とか、中々政治的な面白い台詞が沢山ありました。確かに、あそこまでいくとアラブ差別じゃないか?と思う所もありましたが... アダム・サンドラーらしく、最後は後味良く上手いことまとめてました。世界で誰が一番As* Hol*なのか、それが分かりやすいというか。
Zohanの衣装も笑ってしまいます。なんであのTシャツ?って思うのですが、それは後にきいてきます。サプライズゲストも多い。びっくりした。サンドラーも体を少し改造したのか、チャック・ノリス系の体つきになってたのが笑った。
タリア・シャイアもロッキーには出ないのに、この映画には出るとは...
国家レベルではこの結末はありえないんだけど、個人レベルではありえるかも... というか、あって欲しい。っていうか、丁度今日のニュースでパレスチナとイスラエルが停戦するそうな!!実際のニューヨークのアラブコミュニティはどうなんでしょうか??
(4点/5点満点中:劇場にて鑑賞)