Cast >> Leroy 'Nicky' Barnes, Thelma Grant, Carol Hawkins-Williams, Joseph Jazz Hayden, Leon Scrap Batts ...
Director >> Marc Levin
Producer >> Mary-Jane Robinson, Mark Cuban ...
総合ポイント >> 4.25／5点満点
Contents >> 4 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 5
American Dreams=Making Money＝Vanity?
1970年代にハーレムで活動していたドラック売買の中心人物だったリロイ・”ニッキー”・バーンズの半生を追うドキュメンタリー。
「アメリカン・ギャングスター」で取り上げられたフランク・ルーカスよりも大物で、しかもなぜかハーレムで人気のあったニッキー・バーンズ。その彼が、大物になり人を惹きつけた70年代。彼の登場と共に、アメリカでのコカイン・ヘロイン中毒者が70年に入りうなぎ上りで増えていった。当時の大統領ニクソンにより蔓延る麻薬の捜査のために専門に捜査を行うDEAが設置されたのが1973年。それをあざ笑うかのように、ニッキー・バーンズと「ザ・カウンシル」の7人は勢力を拡大していく。まるで「アメリカン・ドリーム」を体現しているかのように見える。でもそんな偽者のアメリカン・ドリームは長く続かない。崩壊していったザ・カウンシルの結末があまりにも惨めである。
アメリカン・ドリームとは何なのか？お金で幸せは確かに買えるかもしれない。でも一瞬の幸せであり、長くは続かない。彼にとっての幸せは、お金だったのだろうか？それも家族だったのだろうか？今の彼の姿や話を聞いている限り、彼はそのどちらも手に入れていないように思えた。惨めである...
(4/2/08：DVDにて鑑賞)
