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陰日向に咲く - 劇団ひとり

陰日向に咲く

陰日向に咲く

実はバラク・オバマの「合衆国再生」が日本で発売になった時に、うちの母にお年玉として買って送ってくれるように頼んだんですわ。で、人一倍よく気が利くうちの母なので隣にあるであろうオバマの別本「マイ・ドリーム」もついでに買ってくれるんじゃないか?なんて密かに期待してたんですよー、電話では「もう一冊ついでに本買ったので送る」なんて言っていたので、さすがだなー、うちのお母さん日本一!と思っていた。所が一緒に送られてきたのがこの劇団ひとりのこの本でした。なんで??電話では「本屋行ったら、ちょうどあってね、映画公開になるから買ってきた」ですって。母は私がお笑いも好きなのも良く知っている、でも私が劇団ひとりの「ホスト病」のネタが大好きなのまでは知らない筈。しかしなぜこの本?と思って、読みたいなーとは思っていたけれど、読まずに自分で買った「Dreams From My Father」とかを先に読んだ。でも昨日この本をようやく手にして読み始めたら止まらなくなった。お母さん、やるじゃん。

それぞれの人々にはドラマがあって、それがどんどん絡まっていく... 人と人とのつながりってそうかもしれない。でもそれぞれのドラマが見えてこないから、他人を羨ましく思ったりしちゃう。自分だけが悩みを抱えているように思えてしまう。ついつい人の上に人を作ってしまう。劇団ひとりのは、その絡まっていく様が絶妙。そして登場人物それぞれに時代背景があって面白い。映画もキャスティングといい面白そう。見たい。

芸人本ブームですが、やっぱりなんでもそうだけどオリジナルに勝てるものはないですね。

やっぱりうちの母さん、日本一である... 昨日はジェロの海雪のCDを送ってきた...