3月21日からの映画版の公開が待ちきれず... 舞台版を鑑賞。予習の為にも。
でも映画の予告や、BETで放送していた映画スペシャルを見て思ったのだけど、映画と舞台はだいぶ内容が違うと思う。って、いつもタイラー・ペリーの作品はそうだけど... まず第一にアンジェラ・バセットが演じたブレンダという役は舞台版では存在していない。でも葬式でみんなが集まるというのは同じ。ジェニファー・ルイスが出演している。舞台版を見て、どの役を演じるのかすぐに分かった。ヴェラおばさん役。アル中で口から生まれてきたような人。でも、舞台版で演じていたのが...「ブラウンストーン」って覚えてらっしゃいます??90年代中頃に活躍した女性3人のボーカルグループ。マイケル・ジャクソンのレーベルMJJからデビューして話題にもなった人たち。その1人が演じているのだけど、見事にメイシー・グレイ。台詞でも思わず「このメイシー・グレイが!」と言われてしまう始末。
でもここでの主役はリロイ・ブラウン。マディアおばさんの隣人にして、彼女の娘コーラの父親でもある人物。ハチャメチャ。いつもジョーク言っているおじさんですが、教会で執事やってる人。舞台でのリロイの衣装は、自分で選んでいて、タイラーも任せているそうで、舞台に一緒に上がるまで何を着てくるか分からないそうだ。リロイの兄弟LBもリロイと同じ位にハチャメチャだし、妹がそのアル中で口から生まれてきたヴェラおばさん。ブラウン家の血筋は凄い。もちろん、お葬式だって一筋縄にはいきません。面白いのが、そんなハチャメチャな親なのに、彼らの子供の全員がみんな真面目でまとも。反面教師というか...
教会や聖書でのあるあるネタは、我々には分かり難い部分もあるかもしれないですが、それでもメッセージはちゃんと伝わると思います。
そうそう映画版「Meet The Brown」は、タイラー・ペリーの次回作になる「Madea Goes to Jail」の序章にもなるそうなので見逃せないですよ!また、タイラー・ペリーのシットコム「House of Payne」ともシンクロしてる感じだし、楽しみが沢山です。なにより、アンジェラ・バセットが主役ですからね!でも、相手役がラーメン頭リック・フォックスなのが気になる。なんでも、小さい頃から喘息でスポーツが全然駄目なタイラーがこの映画でバスケットが出てくるので、バスケットに詳しい人を探していた所、LAで偶然にリック・フォックスを車で轢きそうになり、その後またすぐ偶然にレストランで出会ってしまい、何かの縁を感じて(タイラー風に言えば神からのお告げと信じて)キャスティングしたそうだ。
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(4.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)