ブラックヒストリーって事で歴史ある人々を紹介していきましょうか...
3人目はウィリアム・フォスター。黒人にして初めて映画の自主制作をし監督をした偉人さんです。
黒人映画のゴットファーザーとしてよく知られているのは、オスカー・ミショーですが、初という言葉にこだわるならこのウィリアム・フォスターがブラックムービーの生みの親。1910年という年にすでに映画制作会社を設立してます。ウィリアム・フォスターは、映画製作においてコントロールしていた初の黒人プロデューサーでもあります。
ところがですよ、こんな凄い偉人さんなのに、このIMDBのエントリー見てください。全然説明もなし。私が調べた所によると少なくとも11本の作品を撮っている筈なのですが、IMDBですら3本のエントリーのみ。きっと彼の多くの映画のフィルムが残っていない為かもしれないです。本人の写真を何度もしつこく探しているのですが、出てきた事はないです。よって横の写真はたんなるイメージですので、あしからず。
このウィリアム・フォスターは情報がほぼ無いのだけど、調べていくとかなり面白い。新聞社でライターをしたり、喜劇舞台のプレスエージェントをしたり、コメディアンのマネージメントしたり、自分で芸名で舞台に立ったりとマルチです。今で言う所のハスラーっていう感じで、ジェイZみたいな人だったんじゃないかなーとも思います。
彼の映画を見れる事は困難でまず無理かもしれませんが、こういう人も歴史には埋もれている...という事。
詳しくは本サイトのBlack Historyの1900-1930の「William Foster / ウィリアム・フォスター」をご覧ください。