昨日はなんと言ってもこれでしたよね。スーパーチューズデー。いや、私だけだったかもしれないけど。CNNをずっと一日つけてました。言われていた通り民主党は大接戦。共和党の方は、南部でハッカビーが健闘したものの、代議員の数でマケインに及ばず。共和党の方はマケインが指名を確保する事がほぼ決まったと言われている。
ミズーリーで中々開票が確定しなかった。開票98%でもCNNは確定をしなかった。なぜか?これがアメリカの選挙の面白さなのかもしれないのだけど、開票当初はヒラリーが大きく差を広げて勝っていたので、私も諦めモードだった。ミズーリー全体ではヒラリー・クリントンがほぼ制したのだけど、セントルイス等大きな都市ではバラク・オバマがヒラリーに大きな差をつけて投票数を獲得していた。人口の少ない郊外での結果がすぐに出たが、人口の多い大都市での開票が遅れた為に、ヒラリーが最初は勝っていたという訳。最後の最後でオバマが逆転、そしてたった1%で勝利。まるでカレッジバスケットボールのスコアみたいでしょう??興奮しますよ。ニュー・メキシコもまだ確定していません。
黒人人口の多いジョージア州はオバマが勝つと言われていてそのようになったけれど、オバマが勝った州は意外にも黒人が殆ど住んでいない州も多い。アイダホは黒人の人口が1%を切り0.4%、ユタもギリギリ1%。そのアイダホではほぼ8割の支持率。ジョン・エドワーズを応援していた白人男性の票がオバマに流れたという分析がされていた。とは言え、何となくですけど大統領になる人の皮膚の色が問われない時代にもなったのかな?とも感じました。
しかし、ヒラリーは大きな州での勝利により強さを見せた。大きな州や大きな都市で勝利したために獲得した代議士数も多い。しかも彼女の場合はスーパー代議士と言われる人々の獲得数が多い。またオバマを応援しているテッド・ケネディのお膝元であるマサチューセッツでの勝利も彼女に自信を持たせただろう。
CNNで集計した昨日の総投票数による結果も互角。ヒラリーが50.2%でオバマが49.8%で0.4%差。(リンク先のCNNの集計数は同数なので、たぶん入力ミス)という訳で、民主党の候補者選びの戦いはまだまだ続きそうです。でも、これはオバマに有利という分析もされている。なぜか?資金がオバマの方が残っているし、今までオバマを知らなかった人が知るようになるからだと言われている。オバマの強みは草の根活動での資金獲得が多い事。すなわち一般市民からの小額だけど多くの人からの募金が支えている。
Obama, Clinton separated by 0.4 percent on Super Tuesday – CNN Political Ticker - CNN.com Blogs
日本でも福井県小浜市が同じ「Obama」で盛り上がっているらしい。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000001-jct-soci
オバマは大きな州での弱さが見えたので、これからは戦術をちょっと変えて頑張ってほしい。昨日のスピーチも素晴らしかった(最後のいいところでordinaryとextraordinaryを間違えたけど)が、支持者へのメールも素晴らしかった。
Tonight, we know one thing for sure -- our time has come, our movement is real, and change is coming to America.
This time must be different.
There will be those who say it cannot be done. But we know what we have seen and what we believe -- that when ordinary people come together we can still do extraordinary things.
Yes, we can.
この人の言葉には人々を動かす力がある。