昨夜サウスカロライナで行われた民主党の米予備選討論会、スポーツ並に白熱していて面白かった。用事があったので、途中までしか見れなかったのだけど、テレビを見ながらケタケタ笑ってしまった。
バラック・オバマはいつも素晴らしいスピーチを聞かせてくれるが、ディベートとなると苦手な感じがした。最初は、具体的な数字や案を出していたヒラリー・クリントンの方が一歩リードしていた感じ。ところが、中傷合戦になったあたりで醜態を見せ始めた。ヒラリーが女性がよく男性との喧嘩で使う戦略「〜って言ってたじゃないの」が始まった。これが始まった辺りから、コメディのような展開。いつもは冷静なオバマも平常心を失い「君はいつもそうやって私の言葉を取り違える」と答える。まるで二人で夫婦喧嘩してるかのよう。これがまたヒラリーが自分を棚に上げて攻撃する。「貴方はあの時そう投票したでしょう」と。さすがに会場に居た人たちも、ヒラリーの自分棚上げに飽き飽きしたのか、ブーイングが起こる。ヒラリーもオバマを中傷するつもりで物凄く用意してきた感じがあった。
そんな中、一番いい味を出していたのが、ジョン・エドワーズ。醜い口論の間に「そんな個人的な口論をしても仕方ない。国民の為に討論をしよう」と割り込み、場を和ませたのは偉かった。