Cast >> Big Boi (C-Note), Faizon Love (Big Large), Tony Cox (Big Willie Johnson), Tamala Jones (Shannon), Jeffrey Jones (Cummings), Susan Ward (Mrs. Cummings), Sherri Shepherd (Lady G), Bruce Bruce (Golf-Ball Eddie), Terry Crews (Tank), Jenifer Lewis (Daisy), Lil' Wayne (Himself) ...
Director >> Don Michael Paul
Producer >> Tracey Edmonds, Christopher Eberts ...
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 4
Rip-Off
クリストファー・”Cノート”・ホーキンス(ビック・ボーイ)は、レーベル”Killah Ink”を成功させたヒップホップの立役者だった。自分の実家近くにある由緒正しいカントリー・クラブ「カロライナ・パインズ」の会員権を持つ事にこだわりがあったのだが、クラブ代表であるカミングス(ジェフリー・ジョーンズ)はUSオープンを誘致したいのもあって、それを頑なに拒み阻止した。Cノートは、何とか会員権を手に入れようと躍起になった。それには理由があった...
この作品についてのウィキペディアやIMDBでは「ボールズ・ボールズ」の盗作(Rip-Off)...などと、手厳しいコメントが載せられている。とある映画批評家の2007年のワースト1になるなど、この映画への評価はかなり厳しい。
私の第一印象はラップパロディ映画「CB4」に似てると思った。ちびっ子が主役の理解者で、権力握る大人が差別的で理解出来ない部分とか、「CB4」と全く同じ。主人公がラップ関係者なのもある。数々のシーンは、今までのコメディ映画のかき集め的な感じで見飽きた感じは否めない。
でも、主役のビック・ボーイのラッパーとしての良さを活かされている。劇中のラップのライムがポイントとなる台詞とかけてあったり、ダートマス大ビジネス学部卒でストリートのスの字もしらない主人公が「Killah Ink」なんて名前をつけていたりするパロディ的な部分も面白い。また99年の契約が切れるのを虎視眈々と狙っていた頭の良さも主人公からは、感じる事も出来る。「フェリスはある朝突然に」等の映画を見ていた者は、ジェフリー・ジョーンズがコテンパンにやられる姿に懐かしさを感じるし、コメディアンヌのシェリル・シェパードの「アバクロンビー&フィッチ」に纏わる噂にかけた台詞も最高だ。
良くはないけれど、悪くはない。もうちょっと上手く作っていたら...「CB4」みたいにカルト人気映画にもなりえたのかもしれないとも思う。
(12/21/07:DVDにて鑑賞)