名作ですね。映画としても名作には変わりないのですが、どちらかと言ったら舞台の方が有名です。今年辺り、Pディディがリメイクしたテレビ映画も放映される予定な筈。そのリメイクのテレビ映画も、舞台が好評になって映画化される事になりました。Pディディが...というより、ママ役を演じたフィリシア・ラシャドの好演が話題になりました。トニー賞初の黒人女優による主演賞の受賞。2004年にやっとです。今まで受賞者が居なかったのは、意外でしたけどね。
前に見た時よりも面白く感じる。それは、きっとシドニー・ポワチエの自伝を読んだからだと思う。この作品でママ役を演じているクローディア・マクニールとはかなり衝突しているらしいです。舞台を降りたくらいですから。でも、映画版にはシドニーがちゃんと出演。譲らないシドニーと、譲らないママの攻防戦が映画でも見られる、面白い作品です。何しろ、舞台作品が映画化になるのは嬉しい事。舞台は見れる人が限られてしまいますからね。その分の舞台独特の臨場感等の面白さがあるのも分かるんですけど...やっぱり見たいですから。
映画版はほぼ舞台のオリジナルキャストが演じているのですが、息子のトラビス役だけは違う。舞台のオリジナルは、グリン・ターマン。「Cooley High」とかに出てます。グリン・ターマンでも見てみたかったなー。ちなみにシドニーが降りた後は、オシー・デイビスが代役を務めているので、ルビー・ディとの夫婦共演している。更には、80年代当たりで、ダニー・グローバーによるTV映画も存在している。こんだけ作られるのは、やっぱり元々の内容が面白いからですね。ミュージカル化された「Raisin」という舞台まであります。
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(5点満点:DVDにて鑑賞)